花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

春が遅いのは想定内

2012年03月23日 | 学校
春花壇の苗が順調に育っています。
昨年は東日本大震災によって停電したため
保温ができず大変でしたが今年は大丈夫のようです。
ところで今年はなかなか春がやってきません。
しかし旧暦をご存知の方はこれは想定内です。
月の満ち欠けの周期を1ヶ月とする旧暦では1年354日となります。
しかし太陽を1周するのには約365日かかるので
実際の季節と次第にずれが生じてきます。
そこで3年に一度、閏月(うるうづき)を挿入し
1ヶ月多い1年13ヶ月の年を作り、ずれを修正します。
平成24年はその閏月を入れる年なのです。
今年入れるのは3月と4月の間で、
3月が終わってもまた閏3月となり、なかなか4月になりません。
今日3月23日は旧暦ではまだ3月2日。
これからあと2ヶ月も3月が続きます。
したがって旧暦からいくと今年は春の訪れがゆっくりで当然なのです。
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科目「栽培環境」

2012年03月23日 | 学校
光実験温室の中に不思議な栽培装置ができました。
これも野菜研究グループのもので
なんと手作りで完成させた力作です。
結構大きなもので、中では赤や青などの
特殊な光源でイチゴを栽培しているようです。
このような栽培研究では植物生理の知識と環境を制御する技術が必要です。
栄養生長や生殖生長の仕組みはもちろん、
どんな環境で栄養生長から生殖生長に切り替わるのかなどの
理屈を知っていると、時にはその仕組みを逆手にとって
面白い栽培方法を考えつくことができます。
かつて「栽培環境」という植物生理や土壌、気象などを
学ぶ農業科目がありましたが、だいぶ前の科目再編の際に
他の科目に吸収されてなくなってしまいました。
しかし分かりやすいので今でも当時の教科書を大切にしている先生もいます。
植物工場など新しい農業が始まった今、
もしかしたら、もう一度復活させる必要があるかもしれません。
さて明日はつくば国際会議場でサイエンスの大会が開催されます。
チームは本日夕方、つくばに向かいます。
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