新しい生命の誕生！

厳しい低温の温室の中で発芽してきた強者がいます。
ご存知、クリスマスローズ。
昨年の秋に２年生が播種したものです。
低温を受けることで発芽するクリスマスローズは
温室では例年、今頃一斉に双葉を出してきます。
原産地のヨーロッパではまだ雪の残る早春の
野山で開花するというのですから何も驚くことではありません。
つやつやした厚い葉はとてもきれいですが
この苗が開花するのは早くても２年も先です。
先輩が植え、後輩が育て地域のみなさんに提供する。
チームのクリスマスローズ生産は
いつのまにかこんなシステムになりました。

育てるのは知的好奇心

久しぶりに厳しい低温となったこの冬、
チームの温室の植物もほぼ全滅しました。
しかしどっこい生きているものもいます。
これはワケギ、ネギの仲間です。
いったん葉が枯れましたが
また元気な緑の葉を出し始めました。
これはチームの光実験温室で1年生が育てているものです。
本校の課題研究は２年生から始まりますが
なかには入学したばかりの１年生でも
研究に興味を持ち早く取り組みたいという人がいます。
この気持ちを１年間もほおっておくのはもったいない。
チームはそんな理由で２年前から
１年生の希望者に温室を開放しています。
植物が対象ではあrませんがこれもチームの研究のひとつ。
知的好奇心を大きく育てるこの研究は
校内でもあまり知られていませんが
毎年、数名１年生から研究する頼もしい人材が育っています！