TEAM FLORA PHOTONICSの今年の
サクラソウ調査のテーマは「自生地の環境」でした。
いろいろな環境要素のデータを収集することで
持続可能な自生地なのか多面的に考えるのが目的です。
その調査のひとつが気象データ。
先日、4月下旬に自生地に設置したデータロガーを
雑草の中から無事回収しました。
まるでロケットの「はやぶさ」を回収するような気分です。
ボタン電池ほどの小さな温度計をコンピュータに接続すると
2ヶ間の気温の推移がこのようにあらわれました!
左端は4月下旬、右端は6月下旬です。
このグラフを見ておかしいとは思いませんか?
気温が上がってくるはずの6月になればなるほど
グラフの山は小さく、一日の気温差もあまりありません。
この特異なデータの正体こそ、
海から入ってくる低温多湿の偏東風「ヤマセ」です。
ヤマセが吹くと日中の気温はあがらず、夜は逆に放射冷却現象が
起きないので思ったより気温は下がらないからです。
植物生理から考えると光合成はあまり促進されず、逆に夜の呼吸は
増えることになり植物の生育にとっては良い環境ではありません。
今回の環境調査によって、偶然にもチームはヤマセという
種差海岸の自生地ならではの過酷な環境をとらえることができました。
サクラソウ調査のテーマは「自生地の環境」でした。
いろいろな環境要素のデータを収集することで
持続可能な自生地なのか多面的に考えるのが目的です。
その調査のひとつが気象データ。
先日、4月下旬に自生地に設置したデータロガーを
雑草の中から無事回収しました。
まるでロケットの「はやぶさ」を回収するような気分です。
ボタン電池ほどの小さな温度計をコンピュータに接続すると
2ヶ間の気温の推移がこのようにあらわれました!
左端は4月下旬、右端は6月下旬です。
このグラフを見ておかしいとは思いませんか?
気温が上がってくるはずの6月になればなるほど
グラフの山は小さく、一日の気温差もあまりありません。
この特異なデータの正体こそ、
海から入ってくる低温多湿の偏東風「ヤマセ」です。
ヤマセが吹くと日中の気温はあがらず、夜は逆に放射冷却現象が
起きないので思ったより気温は下がらないからです。
植物生理から考えると光合成はあまり促進されず、逆に夜の呼吸は
増えることになり植物の生育にとっては良い環境ではありません。
今回の環境調査によって、偶然にもチームはヤマセという
種差海岸の自生地ならではの過酷な環境をとらえることができました。