花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

歴史を語る花たち

2013年07月29日 | 研究
ここはチームの本拠地である光実験温室。
まもなく体験入学なので先日、花壇をきれいに除草しました!
実はこの花壇には環境浄化草花が植えられています。
サンパチェンスとサンチュラカです。
サンパチェンスは気孔が多く空気浄化能力に優れています。
さらに同じ理由から水質浄化能力も高いことが分かってきました。
チームの光マジックの題材となった草花で
元気にオレンジの花を咲かせています。
もうひとつ、カラフルでマツバボタンのような草花がサンチュラカ。
こちらは土壌の有害物質を浄化するのに適しています。
またマツバボタンと違い1日いっぱい咲いているので
ガーデニング用植物としても優れています。
それにこぼれ種で繁殖したホウセンカと秋咲きの小菊が育っています。
いずれも昨年、一昨年卒業した先輩が光を一切照射せずに
短日植物の開花抑制する研究に使った苗を植えたもの。
チームの歴史を花が語っています。
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まもなく体験入学

2013年07月29日 | 環境システム科
今月末は名農の体験入学。
たくさんの中学生がやってきます!
環境システム科では2つの模擬授業を体験してもらう予定。
ひとつは太陽光発電について。
色素増感型太陽電池を自作しながら発電の仕組みを学びます。
一般家庭で用いられているのがシリコン型太陽電池。
しかしこのタイプは製造コストが高いのが問題です。
ところが新しい色素増感型は植物の色素を使って発電させるタイプで
人工光合成研究から誕生した次世代の太陽発電といわれています。
今回は花の色素を使って発電に挑戦してもらいます。
もうひとつは植物生理と環境の関係。
植物が光の波長によって生育がどのように変わるかを
観察を通して考えてもらう計画です。
生長に有利な環境をもし人工的に作れたら
農業生産効率が飛躍的に伸びることを感じてほしいからです。
チームは園芸科学科の研究班ですが観察に使う植物を提供する予定です。
「農と工のドラマチックな出会い」は環境システム科のキャッチフレーズ。
キーワードは植物生理と環境制御、そしてエネルギーです。
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