花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ろくろ

2013年07月26日 | 研究
宇宙人のような不思議な形。
実はプラスチック製の鉢を逆さまにして
イスの上に被せたものです。
この鉢は水質浄化を行う際にサンパチェンスを
植える大きな大きな12号鉢です。
池に設置した時に、水がスムーズに鉢の中に入ってくるよう
脇の部分に半田ごてで穴を開けているのです。
このようにイスに被せると「ろくろ」のように
くるくる回せて作業にとても便利です!
今回、三八城公園で使うのは全部で12鉢。
この他にも物質を吸着するゼオライト、赤玉土、培養土、
さらに不織布、硝酸ビーズ、移植ごて、サンパチェンスと大荷物。
浄化作戦は本日、雨天決行です。
コメント

小粒のビーズ

2013年07月26日 | 研究
三八城公園のひょうたん池浄化のために硝酸ビーズをまた作りました。
数にしておそよ4500粒はあります!
1個の直径は平均して約3mm、ひと鉢におよそ200~300粒入ります。
同じ菌量を使うなら大きなビーズを数個作った方が
作業は楽なのですが、なぜこんなに小さく作ったのでしょうか。
これには理由があります。
池の汚染物質はビーズの中に入っている硝酸菌によって
植物が吸収しやすい硝酸態窒素に変えられます。
この作用は水がビーズに接触することで行われます。
つまり水がビーズに接触する面が大きいほどその効果は高まるはずです。
大粒より小粒の方が単位面積当たりの表面積は大きい。
だから面倒でも小粒にしたのです。
もし250粒のビーズが入ったとしたら表面積は驚くことに2.8㎡にもなります。
優れたバイオエンジン「サンパチェンス」に燃料を送る
過給器「ビーズ」にはこんな工夫がされています。
コメント