これは6月に行ったサクラソウ調査の様子です。
4月はサクラソウの姿しかなかった自生地ですが
この時期はだいぶ他の植物が繁茂し
サクラソウを簡単に見つけることができません。
そこでチームは毎回、サクラソウに射し込む光量を測定してきました。
測定は単なる照度(ルックス)ではなく、
植物が光合成に用いる波長400~700nmの光がどれぐらいあるかです。
調査も先月末をもって一段落し、先日から膨大なデータ分析が始まりました。
するとハマボウフウなどの植物の草丈が高くなるのに反比例して
サクラソウに射し込む光量が減少していることがわかりました。
驚くことに5月上旬に比べるとわずか4%しかありません。
地面近くに葉を広げるサクラソウは他の植物の陰に隠れるからです。
さらに葉の葉緑素量も同じように減少していました。
受粉こそ終わっていますが、この時期は種子を充実させ、
来年度のために栄養を蓄える大切な時期のはずです。
やはり自生地は厳しい環境であることに間違いはないようです!
サクラソウは昔から牧場など人の手が入った半自然の地域に繁殖する植物。
したがって放棄され手入れされなくなると次第に姿を消すことわかっています。
あらためてサクラソウ保護の難しさを考えさせられます。
この研究は秋に開催される日本植物学会で2年生が発表する予定です。
4月はサクラソウの姿しかなかった自生地ですが
この時期はだいぶ他の植物が繁茂し
サクラソウを簡単に見つけることができません。
そこでチームは毎回、サクラソウに射し込む光量を測定してきました。
測定は単なる照度(ルックス)ではなく、
植物が光合成に用いる波長400~700nmの光がどれぐらいあるかです。
調査も先月末をもって一段落し、先日から膨大なデータ分析が始まりました。
するとハマボウフウなどの植物の草丈が高くなるのに反比例して
サクラソウに射し込む光量が減少していることがわかりました。
驚くことに5月上旬に比べるとわずか4%しかありません。
地面近くに葉を広げるサクラソウは他の植物の陰に隠れるからです。
さらに葉の葉緑素量も同じように減少していました。
受粉こそ終わっていますが、この時期は種子を充実させ、
来年度のために栄養を蓄える大切な時期のはずです。
やはり自生地は厳しい環境であることに間違いはないようです!
サクラソウは昔から牧場など人の手が入った半自然の地域に繁殖する植物。
したがって放棄され手入れされなくなると次第に姿を消すことわかっています。
あらためてサクラソウ保護の難しさを考えさせられます。
この研究は秋に開催される日本植物学会で2年生が発表する予定です。