花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

農業鑑定は実物鑑定!

2015年05月06日 | 学校
農業は知識だけでは何も出来ません。
必要に応じて実際に行動を起こせないと
覚えていることにならないからです。
だから反復練習をして技術を身に付けるのですが
その前に、まずは実物を見て
これが何なのか知らなければなりません!
知識としては知っているが、
実物を見たことがないというのではお話にならないからです。
しかし最近は、機械化が進み農家の子どもでも手伝いをしないので
本物を見る機会がなくなっているようです。
農業鑑定という学習はまさにそうならないように行うもの。
かつては農業鑑定ではなく実物鑑定と呼ばれていたくらいですから
本物を展示出題しなければなりません。
最近、インターネット世代のせいか、
実物ではなく写真などを展示する若い教師が増えてきたといいます。
もしかしたら先生も本物を見たことがないかもしれません。
ある県の農業教員の採用試験では農業鑑定も実施するそうですが
なんとなくわかるような気がします。
東京農大初代学長である横井先生の名言。
「農学栄えて農業滅ぶ」
再度、原点にたって学習の意義を考える必要があるようです。
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マルチカラー

2015年05月06日 | 学校
マルチカラーとは、織物や衣服のコーディネートなどで
3色以上が同時に使われる多色配色をいいます。
モノトーンと違い、たくさんの色を
同時に使いながら上手にまとめるのは
なかなかのセンスが必要だといわれます。
ここは名農の生徒玄関脇の植え込みです!
緑、赤、ピンクなどいろいろな葉や花が
それぞれ主張しながら同時に存在しています。
それでも遠目で見るととてもきれいで
華やかに、そしてかわいらしくまとまっています。
おそらく後ろに広がる空の青も一役買っているのでしょう。
これぞマルチカラーです。
ここで注目したいのが最初に設計した人たち。
高台に移転したばかりの40年以上前の名農は
土がむき出しで樹木がなかったといいます。
そこで緑化を始めたといわれていますが
頭の中で大きく育った時の風景を想像しながら
樹種を選んでいったのはいったい誰なのでしょうか?
当時の先生方?それとも依頼された造園家?
あらためて考えると知らないことばかりです。
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