花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ハート形

2018年05月26日 | 学校
園芸科学科の温室の辺りを歩いていると
こんな可愛らしい葉を見つけました。
わかりますか?葉の形がハート形です。
ハート形のイチゴ、トマトが品種改良で作出されたり
栽培法を工夫してハート型のスイカまで作られるほどハート形は人気。
でもこの葉は正真正銘、自然が作り出した造形です。
また面白いことに茎の断面は丸ではなく四角です。
ではこの植物の名前を知っていますか?
これが有名な「あかね」。
根から色素がとれ、この色素で染めた色を「茜色」といいます。
薄いピンクのきれいな色なので
昔から藍、紫、紅花などとともに草木染めとして生活を彩っていました。
あかねさんという方は日本にたくさんいらっしゃると思いますが
ぜひご自分のお名前になったあかねを道ばたで見つけてはいかがでしょうか。
このようにあかねは山野や道ばたに自生しているので
染色家はこれを採取しては染料に使っています。
おそらく染色家以外はまず栽培などしないでしょう。
しかし土地開発で野原が分断されたりすると
数を減らす可能性もあります。
栽培されていないだけにこうなったらかなりピンチです。
今ところ、絶滅危惧ではありませんが大切にしたいものです。
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旅立ちの日に

2018年05月26日 | 環境システム科
環境システム科が本拠地としている施設園芸実験室。
昨年あたりからツバメが巣を作るようになりました。
ツバメが巣を作ると火事にならないとか商売繁盛するとか
縁起が良いと昔からいわれています。
それを知ってか知らずか誰も追い払う名農生はいません。
でも気がつくともう「もぬけの殻」。
いったいどこにいったのでしょう。
ツバメは東南アジアで越冬しますが
春になると暖かになった日本にやってきて繁殖します。
その後、夏になると雛は巣立ちアシ原などで過ごし
秋になるとまた南へと旅立つといいます。
ということは雛は若鳥となって巣立ったということになります。
旅立ちの日に見送ることはできませんでしたが
また来春会えることを楽しみにしています。

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