花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

逢魔時

2018年11月25日 | 研究
チームフローラフォトニクスは、勤労感謝の日に京都大学で開催された
科学技術アイデアコンテスト「テクノ愛」に出場してきました。
この大会はチームフローラの恒例行事ともいえるもので
幸いなことに今回で9回目の出場となります。
いろいろな思い出を作って都から戻ったチームを迎えたのは
この美しいブルーモーメント。
このところ空気も冷たく澄んできたので
とても深いブルーを見ることができるようになりました。
昔から日本では日没後の薄暗くなった時間帯を
魔物と出会う時間帯、つまり逢魔時(おうまがとき)と呼んでいました。
京都の空にも広がっていたブルーモーメント。
果たしてチームは古い都でどんな魔物と出くわしたのでしょうか。
それではこれから少しの間、
チームのテクノ愛参戦記をご紹介したいと思います。

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不在配達

2018年11月25日 | 研究
このところ遠征が続いているチーム フローラ フォトニクス。
京都から帰ってきた翌日、温室に立ち寄ってみました。
もちろん温室はきれいに整理され、
チームの痕跡は残っているものの現在は使う人もいません。
まさに誰もいない空き屋状態です
そんな温室周辺に雪を発見しました。
どうやらチームが京都に行っている間に雪が降ったようです。
道路にはないので気がつきませんでしたが
日陰にはまだ雪が残っています。
チーム不在の温室に冬のたよりが届いていました。
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2018年11月25日 | その他
このドゲトゲした葉は柊(ヒイラギ)。
西洋ではクリスマスの装飾、
日本でも節分の厄除けとして昔から暮らしの中にとけ込んでいます。
日本のヒイラギはチャイニーズホーリー、
西洋ヒイラギはクリスマスホーリー。
そんなこともありヒイラギの花言葉は「神を信じます」。
まさに聖なる夜にはぴったりの常緑樹です。
葉はご存知の通り、とても厚く硬いのが特徴。
そこで防犯目的でヒイラギを垣根にする人も多いようです。
こんな硬くてトゲトゲの葉を持つヒイラギには
とても病害虫などつきそうもありませんが
ノミハムシという害虫に食害されることがあるといいます。
テントウムシそっくりなので見かけたら気をつけて対処してください。
今週、初雪となった青森県南部町。
クリスマスが雪を連れて静かに近づいています。
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茜空

2018年11月25日 | その他
空がきれいなピンク色に染まっています。
まさに茜色です。
ところでみなさんは植物のアカネをご存知ですか。
名久井農業高校の農場を歩いているとよく見かけます。
茎の断面がなぜか四角形、そして可愛いハート型の葉をしているので
誰でも見つけることができます。
この根から色素をとって染めたものが茜染です。
チームはかつて染色に用いるアカネやムラサキ、アイの研究もしていました。
なぜならムラサキの根である紫根は皮膚病の薬にもなることもあり
とても高値で取引されているにもかかわらず、
他の薬草も含めてその多くは中国からの輸入に頼っているからです。
このような状態が続けば、万が一何かあったら
日本に薬草が入ってこなくなるかもしれません。
染料や薬用というと何だか古くさい植物のイメージを受けますが、
今後はますます重要な資源となるはずです。
しかしチームの染料植物や薬用植物の研究は数年前に休止したまま。
誰か引き継いで研究してくれませんか。
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