花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

古いやつだとお思いでしょうが・・・。

2018年11月28日 | 研究
テクノ愛で披露したナメコ研究に使った装置を温室で見つけました。
これは10年以上前に購入した古い1/fゆらぎを発生させるもの。
といってもこれを電源コンセントにさして
1/fゆらぎを発生させたい電球のソケットをこの装置の
コンセントに差し込むだけの簡単なもの。
不思議なことに電球が小刻みに明滅し始め
木漏れ日のような、ロウソクのようなゆらゆらした
明かりを作ることができます。
しかし残念ながらこの装置はすでに製造中止。
この装置がなければキノコの実験ができなく、
もしかしたら今回のテクノ愛は出場していなかったと思うと
古い装置ながらとても素晴らしい活躍をしてくれました。
チームが先日まで使っていた温室の引き出しには
このような研究遺産がたくさん残ってます。
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昔のネタで出ています ?

2018年11月28日 | 研究
チーム フローラ フォトニクスが今年、テクノ愛で披露した
新アイデアは「電気を用いたナメコの新しい発生法」。
チームが初めて挑戦したキノコ研究から生まれた技術提案です。
ナメコなどキノコの発生を促すには
「菌かき」など物理的刺激を与えるのが一般的です。
ところがチームはCDのイヤホンジャックから流れてくる
電気を培地に直接流すことで、発生を早め
収量を増やすことができるというユニークな研究を披露しました。
さまざま実験室で科学者が行っているキノコの先行研究のデータ。
そして昔から体験を通していわれている発生しやすい自生地環境。
残念ながら研究室と現場を結びつけて考える人はあまりいませんでした。
チームはこれらはすべて培地内に流れる電気が共通点ではないかという
大胆な仮説を立て研究してきました。
実はこの研究、現在の3年生が1年生のJr.時代に取り組んだもの。
今まで学会で何度か発表しましたが、
このようなコンテストに応募したことはありませんでした。
しかし来春には解散するチーム。
そこで眠っていた面白い研究テーマのいくつかにもう一度光を当てた結果、
今回のテクノ愛への出場へとつながりました。
したがってみなさんにとっては新しい内容ですが
チームにとっては昔のネタなのです。
それに比べて一緒に出場した果樹班のテーマは
最先端技術を活用した十八番の「ドローンによる溶液受粉」。
それぞれどんな評価をいただくか楽しみです。
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