花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

大切な時間

2024年10月14日 | 研究
これは先週の2年生の課題研究。
ホワイトボードに何やら書いています。
実は現在、ある2年生のメンバーが取り組んでいる研究についてです。
とても面白い結果が出たのですが、これを何に役立てようかと話し合っているのです。
今までFLORAは課題が先にあり、その解決のための良かれと思うアイデアを出し合い
取り組んできました。つまり成果は課題と結びついているのです。
ところが今回、遊びで実験を行い、偶然に面白い結果を得たのですが
これをどのように役立てるか考えていなかったのです。
この結果は1学期にすでに得ていましたが、
ミストに追われて話し合う機会がとれませんませんでした。
一段落した今、みんなでストックホルムの変な味のするグミを頬張りながら
意見を出し合いましたが、なんとなくイメージはわくのですが
これだ!とストーリーが浮かんでこないのです。
オチがない話はつまらないもの。そこでたった3名しかいないメンバーで
ああでもない、こうでもないとディスカッションをしたというわけです。
結局、まとまらず次回へ持ち越しとなりましたが
実はこの前に進まずあれこれ話している時間がとても大切だと思っています。
幸い大会に追われる3年生と違い時間があります。
もう少しこの時間を楽しみたいと思います。
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スポーツの秋に想う

2024年10月14日 | 学校
どこの学校にも玄関あたりにトロフィーや優勝旗を飾る陳列棚があるものです。
名久井農業高校にも職員玄関の両側に立派なガラス戸棚があります。
もちろん名農が環境緑化日本一に輝いた盾と賞状が主役ですが
嬉しいことによく見るとFLORAのものがたくさんあります。
特に日本ストックホルム青少年水大賞でいただいた大きな賞状が目につきます。
FLORAが結成されたのは今から15年前の2009年。
でも名農はそれ以前、陸上部が大活躍をしていました。
当時は名農の寮は陸上部員だらけ。みんな集まってきました。
しかしそのトロフィーは、玄関脇にはありません。
実は職員玄関からまっすぐ続く渡り廊下の突き当たりにあるのです。
それがこれ。プラスチック製のトロフィーが多く時代を感じます。
かつて名農といえば駅伝。今でこそ青森山田の独壇場ですが、その前は名農でした。
県大会は全校応援。毎年のように青森県代表となったものです。
そして2学期の終業式が終わると保護者や有志が大型バスに乗り込んで
冬の都大路を走るメンバーを応援に行きました。
ここにはそんな歴史がいっぱい。一生懸命探しているとお宝の盾を発見しました。
1978年の県優勝の盾です。この年も県代表となって京都を走りましたが
なんと京都で花の1区を走った工藤一良先輩が1位。区間賞を受賞したのです。
のちにマラソンで活躍した谷口選手を抑えてです。
1973年の区間賞はご存知、瀬古選手。
工藤選手は卒業後、瀬古選手とオリンピック代表を争ったのは有名な話です。
あれから40数年。工藤さんは現在、地元に戻られているとのこと。
名農が誇るレジェンドです。
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