花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

自己修復機能

2024年10月19日 | 環境システム科
これは一昨日の課題研究。
この日も大会のための発表練習をしています。
大会はいつかといえば、なんと本日。
おそらく朝早くに学校を出て、青森市に向かっているはずです。
ところがこの日は、今まで練習していた手前の男子が
なぜか練習していません。理由は入試。
残念なことに彼は大会と試験日が重なってしまったのです。
彼は先日、出場できなくなったと相談しにきました。
では急遽、ピンチヒッターを立てなければと話したところ
すでに代わりのメンバーを自分で見つけて交渉し
OKをもらっているというのです。今日はせっかくの土曜日。
それなのに快く代わってくれたのは、女子メンバーでした。
仲間の大ピンチを救った彼女もすごいし、
自ら穴を埋めるFLORAメンバーの自己修復機能もすごい。
これで結果がついてくるともっとすごいのですが
こればっかりは分かりません。
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Vintage

2024年10月19日 | 環境システム科
何やらコップの中の水を測っています。
これはおなじみのpH測定。でもコップの底に中か入っています。
実は三和土。100gのタブレットが入っているのです。
このタブレットを製作したのはなんと初代FLORA HUNTERS。
2022年に彼らが作ったものです。
彼らの製作目的は除菌。当時はコロナがまだ猛威を奮っていました。
一般的に皆さんアルコールで除菌していましたが、途上国では簡単に手に入りません。
また宗教的な理由でアルコールが使えない人達いるとのことでした。
だったらと考えたのが消石灰。高いアルカリで除菌するアイデアです。
予備実験では想定通り。細菌の除菌は90%以上です。
しかし粉が水に浮き、衣類を浸けると付着します。
この状態ならスプレー瓶に入れても詰まってしまいそうです。
そこで彼らはTreasure Huntersから伝授された三和土技術で
固化させ、除菌タブレットを製作したのです。
これなら水に投入するだけでよく、使い勝手が抜群に向上しました。
さて2代目FLORA HUNTERSはその先輩が2年前に作ったタブレットを
水に浸け、その効果が持続しているのか確かめたのです。
するとどうでしょう。製作時はpH12ありましたが、現在は約10.6。
しかし数時間後には11.6まで上がりました。粉も浮きません。
pH9ぐらいから除菌できるので、
2年経ってもまだ機能を維持していることがわかりました。
古くても価値は健在です。しかし先輩はあまり公開しないうちに卒業。
2代目3代目のHUNTERSはこのタブレットに再び光を当てています。
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