花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

実験をデザイン!

2017年04月28日 | 研究
ここはチームが本拠地としている純化温室。
結成してから今年で9年、すっかりチームの色に染まっています。
さてそんな温室の中で何やら面白いものを発見しました。
それはいくつも並んでいる薄く透明の容器です。
この容器、どこかで見たことはありませんか!
実は水生生物を入れて観察する容器なのです。
しかしチームの3年生はこの容器の底に穴をあけて
透明な底面吸水鉢を作りました。
目的は植物の根の観察。
つまりこれはルートボックスなのです。
研究で一番楽しいのは必要なデータはなにか、
そしてそれをどんな方法で得るかを考えること。
「実験をデザインする」という人もいるぐらい面白いところです。
でもそれに適した装置がない場合もよくあります。
そんな時はこのように作ってしまえばいいんです。
ものづくりと研究の醍醐味がここでも発揮されています。

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名農野菜苗販売2017

2017年04月27日 | 学校
4月下旬、いよいよ樹木の新芽も展開し、
新緑の季節に入ろうとしています。
ところが名久井農業高校ではなぜか色づき始めた樹木があります。
春なのに紅葉しているのです。
まだ葉が多くないので本来の美しさには達していませんが
葉が出そろうとまるで秋かと勘違いするほど
美しい紅葉をみせます。
このタイプスリップしたような感覚を与えてくれる
不思議な名農の春の景色!
これからも紹介していきます。
さてこのところ名農の野菜苗販売はいつ頃かと
検索されている人がぐんぐん増えてきました。
そこでちょっと早いのですが情報を公開します。
2017年の名久井農業高校の野菜苗販売は5月10日〜11日の水木。
八戸市のはっちで行う恒例の野菜苗や花苗販売や学校紹介を行う
「名農ファーマーズマーケット」は5月14日の日曜日。
どちらもまだ来月のイベントですが
すでに問い合わせがきています。
みなさんのご来場を前に
そろそろ本格的な準備が始まろうとしています。
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ホテル「かはく」?

2017年04月27日 | 研究
サクラソウ展で発表することになったチームに
国立科学博物館が用意してくださったのが「かはくハウス」。
博物館に宿泊して長期研究などをする研究者たちの宿泊棟です 。
鍵を渡されて入ってみると誰もいません。
大きな建物に自分たちしかいないのかと
少し不安になりましたが、建物の中は快適。
みんなぐっすり休めたようです!
これには理由がありました。
長期滞在を考えてか、部屋がホテルという作りではなく
アパートの一室という作りなのです。
したがって部屋も広いのです。
いろいろなところに宿泊しているチームですが
このような場所は初めて。
いい体験をさせてもらっています。


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レジェンドたちの同窓会!!

2017年04月26日 | 研究
つくば市にある国立科学博物館の植物園で開催された
さくらそう展に参加したようすをご紹介しています。
制服を着たのが招かれた高校生たちです。
さて右側には私服の女性たちがいます。
なんとチームフローラフォトニクスのOG!
2011年の東日本大震災直後、
自分の研究を休止して立ち上がった
あの伝説となったメンバーたちです。
後輩たちが活動を紹介するとの一報を受け
わざわざつくばまでみんなでやってきてくれました。
さらに前日の夜には2014年に保全活動のため
人工受粉を行い、アジア国立公園会議で英語で発表した
現在筑波大学3年生のOGも駆けつけました。
現役のメンバーが18歳だとすればおそらくOGは24歳と21歳。
みんな入れ違いで、同時期に在籍したことはありませんが
いずれもサクラソウの保全活動のポイントとなる
大きな出来事に関わったレジェンドたち。
まるで思い出を楽しそうに語る花の同窓会となりました。
サクラソウは小さな花ですが
このようにたくさんの人を魅了する大きな力があるようです。


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さくらそうフォーラム

2017年04月26日 | 研究
国立科学博物館のサクラソウ展に招かれたチーム。
見学の後、いよいよフォーラムが始まりました。
この日集まったのは鷲谷先生他、保全生態学の第一人者のみなさん。
そして保全活動に取り組んでいる高校2校。
群馬の勢多農林高校と名農です!
各校20分のプレゼンが終わったら
前に関係者が集まりディスカッションとなりました。
シャイで口べたの名農生ですが
頑張ってパネラーの役目を果たしていました。
本で知っているサクラソウの専門家の先生方が
目の前にいることに感動しているメンバーでしたが
それ以上に驚いたのが、このフォーラムに
チームが参加することを新聞で知った方が
なんとわざわざ青森からかけつけてくれたこと。
みなさんに感謝感謝の貴重な体験でした。
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