花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

展示は「ひな壇」!

2017年04月25日 | 研究
ずらりと並んだサクラソウです。
実際はこの倍以上の鉢が並んでいるので圧巻です。
サクラソウは変異しやすいので
鎌倉時代からその変わり種は野山から採取され
武家や庶民によって栽培されてきました。
おそらく愛好家同士で自慢し合ったのではないかと想像されます。
実はこのずらり並んだ花は江戸時代から育てられているもの。
よくぞ残っていたものです。
またその寿命が長さには驚かされます。
さてここで注目してほしいのがこのひな壇式の展示方法!
江戸時代からの知恵だそうですが、理由がわかりますか?
サクラソウは真上から見るよりもやや横から見る方が風情を感じる花。
したがって小さなサクラソウを横からも見ることが出来るよう
このようにひな壇にして飾る位置を高くしたのだそうです。
また花によってはクリスマスローズのように
花が下を向くものもあります。
そういう花はより高い位置に飾ることで
無理なく花を鑑賞できるという長所もあります。
日本で初めての園芸種といわれるサクラソウ。
こんな展示台が考案されるほど大ブームだったようです。
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さくらそう展へようこそ!

2017年04月25日 | 研究
4月16日、チームの3年生はつくば市にある
国立科学博物館筑波実験植物園にいました。
なぜなら15日から始まったサクラソウ展に招かれたからです。
数年前、サクラソウの勉強のため一度チームは訪れていますが
環境システム科に移籍してからは初めて。
みんな興味津々でやってきました。
田舎では見たことのない大きな大きな植物園ですが、
中にはたくさんの人が見学にきています!
この日は初夏並みに気温があがったので
半袖の人もたくさんいました。
まずは展示室を見学しましたが
なんとチームフローラの活動が数枚のパネルで展示されています。
さらに事前に提供したかつて研究発表で使った
プレゼンテーションデータもパネル前で公開されており
今までのチームの歩みがわかるような仕組みになっています。
さてみなさんが楽しんでいる実物のサクラソウを探してみましょう。

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他班をプロデュース?

2017年04月24日 | 園芸科学科
第1農場の果樹園です。
樹木の上に大きな骨組みが立っていますが
これはサクランボの木。
裂果を防ぐため、雨をよけて栽培するためです。
果樹の先生のお話ではサクランボは
リンゴより早く開花するとのこと。
予想では4月下旬ということです!
さてこのサクランボ、リンゴと同じように
人工受粉を行います。
この辺りでは長い長い棒の先につけた鳥の羽根で
花をまんべんなく撫でたり、蜂をレンタルしてきては放ち
受粉をしてもらうなどなかなか大変なようです。
名農でも蜂を使って受粉するそうですが
現在、チームフローラは果樹研究班に
今までとは異なる受粉方法を提案しました。
嬉しいことに実際にアイデアは採用され
賛同されたメーカーまで動き出し、
まもなく記念すべき第1回目の実験が行われます。
さあどんな方法なのかみなさん考えてみてください。
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ものづくりの精神

2017年04月24日 | 研究
チームにはなぜか小型の礫耕栽培装置がたくさんあります。
せっかくなのでと新人の2年生には
この装置を活用した実験を勧めています。
彼が取り組んでいるのはネギの栽培。
ネギは畑で栽培するものですが
礫耕栽培できるか試しています!
問題になるのは土寄せ作業。
小石の礫は崩れてしまいます。
そこで彼は小石がこぼれ落ちない道具を
学んだ木工技術で作ることにしました。
こんなものがほしいと思った時、
木を切ってとか、鉄のパイプを切断してつなげてとか
すぐ思いついて実行にうつせるところが
環境システム科の生徒の良いところ。
新しい食材や農業技術を開発しようとする農のものづくりを
工業で学んだものづくりの技術がサポートしています。
まさに農と工を操る頼もしい人材が育っています。
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間違い探し!

2017年04月23日 | 学校
先週、青森県の各市町村の
面白データを集めた小さな冊子が学校に届きました。
これは面白そうだと思って拝見していたところ
見てはいけないものを発見してしまいました。
画面を見てわかりますか。
青森県の人ならきっとわかるはず。
なんと五戸町(ごのへまち)が「五戸市」になっているのです。
おそらく何度も確かめたと思うのですが
チェックに引っかからなかったようです。
でも残念なのは製作は青森県。
クレームが届いているかもしれません!
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