教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

なぜ我々は非処女を嫌うのか

2010-08-07 00:30:10 | オタネタ全般
非処女でも愛されるテイルズオブファンタジア
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090218



かつて↑のように非処女ヒロインの意味を考えたことがある。
今回は他に思うことがあるので記したい。

あらかじめ言っておく。
わたしは非処女でも可という立場をとる。
しかし、ヒロインの非処女判明でガッカリという世間の雰囲気はよく理解できる。

では、非処女判明でガッカリするのはなぜか。

その問題を解くには、非処女の意味をまず考える必要がある。

では、非処女とは何か。

我々のあずかり知らぬところで他の男と寝たという事だ。
それは人にイヤがられるのに十分すぎる理由になる。

それに対する一般的な反論がある。
「真剣に生きて、真剣に恋愛した結果のことだよ!」
と。

よろしい。
真剣に生きて、真剣に恋愛したのは認めよう。
ならばそれを語れ!

仮にあなたを好きになったとしよう。
だが、それは現在のあなたが好きなだけに過ぎない。
それは、今まで生きてきたあなたの人生全てが好きな事とは全く違う。

では、今まで生きてきたあなたの人生全てが好きと言わせるには何が不可欠なのか。

それには今まで生きてきたあなたの人生全てを知ってもらう必要がある。
だから、真剣に生きて、真剣に恋愛して、他の男と寝たその瞬間のあなたも好きにならなければ認められない。

真剣に生きて、真剣に恋愛したならば、今の彼氏に話したところで後ろめたい事は何一つ無いはずだ。
それを話せないのであれば、自分と会う前のあなたは好きにはなれない。
非処女判明でガッカリされるのも当然である。



非処女判明でガッカリというのの代表例は芸能人だろう。
だいたいホテルから男といっしょに出てくるところをスクープされて叩かれる。
叩くのはどうかと思うが、ファンはガッカリなのは当然だ。

我々のように二次元世界に住まう者など、
「だから三次元の女を好きになるなど愚かだとあれほど (以下略)」
などとしたり顔で言ってやる場面である。

では、非処女判明でガッカリしない例はあるか?

ある。
たとえばテイルズオブファンタジアの小説版ヒロインたるウィノナ・ピックフォード。

小説版では、この娘が真剣に生きて、真剣に恋愛して、そして男と寝たその事が記されている。
その記述には誰もが納得した。
だから非処女でも愛されるし、非処女だからといって苦言を言う者はだれ1人としていない。

他にもある。
同級生2の田中美沙。

この娘は前作の初代同級生で当時の主人公と真剣に恋愛して、そして今にいたる。
ファンならばその思い出を誰もが知っているからこそ、非処女だからどうとは誰も言わない。



これでわかったろう。
かつて他の男と寝たその瞬間も好きにならなければ、人は非処女を認めない。
非処女だからといってガッカリされた女は、正確には身体的に非処女なことにガッカリされたのではない。

ガッカリな人生だったか。
ガッカリな説明だったか。
だらこそガッカリされたのだ。