「パンツはいてない」という言葉を聴いたことはあるだろうか。
パンツァー(※1)の間では知らぬとモグリだというほどの高度な専門用語である。
この単語は大変に哲学的な課題を持つ用語である。
実は「パンツはいてない」はパンツをはいてないという意味ではないのだ。
「パンツはいてない」とは、絶対にパンツが見えるはずの角度からの観測にもかかわらず、高次元からの干渉を受けてパンチラにならなかった画像についての現象のことである。
(ちなみに高次元からの干渉とは、二次元世界におけるオヤクソク期待に対し、三次元世界からのオトナの事情という干渉を受けたことを指す。)
これはもう百聞は一見にしかずだ。
上の絵をご覧頂きたい。
これは人類のもつ一般的な観測方法であれば必ずパンツが見えるはずなのだが、しかしパンチラは見えていない。
かといって神秘の世界が見えたわけでもない。
ではこれはいったい何なのか?
現代の人類ではそれを説明するだけの高度な文明を未だ有してはいない。
この超常現象をもってして、人は
「パンツはいてない!」
と叫ぶのだ。
そう、「パンツはいてない」はパンツをはいてないという意味とは全く異なるものなのだ!
では「パンツはいてない」は、本当はパンツをはいているのか、はたまたはいていないのか。
この問いにはシュレディンガーの猫をもって答えよう。
我々観測者は「パンツはいてない」のパンツの状態を確認することはできない。
観測者による観測は不可能なのだ。
ということは、量子力学的にいってパンツをはいている状態とはいていない状態が共存した状態にあるのだ。
我々は長い間この量子力学的な矛盾に悩まされてきた。
「パンツはいてない」を、それ以外に表現する方法を持たなかったのだ。
しかし!
その問題を解決する手段についてのほんの僅かな光明を、ついに人類は見出した。
それはストライクウィッチーズである。
ストライクウィッチーズはどう表現されるのか?
ストライクウィッチーズはパンツが見えなければ成り立たないアニメである。
しかし!
それはパンツではない。
パンツではなくズボンなのだ。
誰がどう見てもパンツだが、しかしパンツではなくズボンなのだ。
だからアグネス御用達ではなくなったのだ。
では、ズボンの中はどうなっているのか。
パンツをはいているのか、はいていないのか。
それについても既に結論が出ている。
ストライクウィッチーズ2の第7話を見ればよろしい。
そこでは明らかに、ズボンの下には何もはいていない事が示された。
これは何を意味するか?
「パンツはいてない」における、量子力学的な不確定性原理を超える糸口がそこにありはしないだろうか・・・?
【※1 パンツァー】
パンツァーとは (パンツァーとは) - ニコニコ大百科
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