教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

エイラ「当たらなければどうという事はない」

2010-08-13 00:01:06 | オタネタ全般
「当たらなければどうという事はない!」

シャアの名言ですな。

シャアは機動力至上主義者である。
シャア専用機は被弾性能を犠牲にし、その代わり極限までパワーウェイトレシオを上げた機体であると言われている。

シャア専用機は1度の被弾ですら撃墜される。
ふつうの人間であればそんな機体など扱えるわけがない。
しかし、シャアは自らの命と引き換えにし、通常の3倍の速度を得た。

これはモビルスーツではなく白兵戦に例えればもっと分かりやすい。
「重たくて動きにくいから」
という理由で防弾チョッキを脱いでヘルメットもかぶらないバカタレこそが、ようするにシャアなのだ。

なぜそんなことができるのか?

カンタンなことだ。
当たらなければどうという事はないからだ!



被弾性能とは、ある種の安全装置とも言えるのかもしれない。
ダメージを食らうことが許容されるからだ。

しかし、それはチキンであることと表裏一体でもあるのかもしれない。
だからアニメの登場人物では、何度も被弾するようなタフガイなロボットを操るヤツらはカッコ悪い。
これは敵味方どちらでも成り立つ。

では、どうすれば良いのか?

避ければよろしい。
全て避けるのが美しいのだ。



ストライクウィッチーズ2の第6話は見ただろうか。

強靭なシールドを張れるのが売りの宮藤芳佳。
じゃんじゃんレーザーを打ち込まれているが、でも落ちない。

それに引きかえ、実戦ではシールドを張ったこともないエイラ。
1発当たれば胴体が消し飛ぶようなレーザーが降り注ぐ。
しかし、どれだけレーザーを打ち込まれようが全て避けきってみせる。

どちらがカッコよかったかという事など見た者にとっては愚問である。

だからエイラはスオムスのトップエースと呼ばれ、だから無傷の撃墜王と呼ばれるのだ。

やはりヒーローはこうでなくてはならない。
ヒーローは他の全てと引き換えにして得られた超人でなければならない。

合体ロボットもののような鈍重なマシンを操り、毎度おなじみの被弾を繰り返しながら敵を倒すようなヒーローではカッコ良くないとは思わないだろうか。
ヒーローなら命を賭けるべきだ。
自分だけ安全なコックピットにいて敵を倒すような、そんなチキンなヒーローなど誰がカッコいいと思うのか。



ストパン2の第6話は良かった。
ほぼ毎回誰かのキャラ回ではあるものの、いろんな意味で今回のサーニャ/エイラ回は格別だったと思う。