理系離れと呼ばれはじめたのはいつからだろうか。
バブルの頃ではなかろうか。
その頃、理系から離れたヤツらは何を思っていただろうか。
「
日本は資源はない、耕作地もない、かなり不利な状況にある。
だから外国が作れないようなすごいモノを作って、それを対価に食料と交換するしかない。
モノを作るのは理系の役目である。
だから理系は必要だ。
でも、俺は数学キライだからイヤだけどね。
」
・・・なんてのが一般的だったのではなかろうか。
では、現在はどうだろうか。
「
どうせモノを作って売るなんてのは中国に負ける。
工場はどんどん海外移転していくのに、日本国内に理系の仕事なんて続くのかよ。
理系なんてパソコンつついて一人で遊んでるようなオタクみたいなヤツらなんだろ。
その分野で優秀だったとしても、なんか世間とずれたおかしな事を言い出しそうな感じがするし。
」
・・・なんて感じではないかと危惧している。
では、なんでこうなったのだろうか。
1つはTV局のせいだと思う。
科学技術を題材にしたおもしろいドキュメンタリーを作れる能力を失ったという事がある。
それはかつて書いたことがあるので、そちら(※1)を参照願いたい。
では2つめ。
最近になってもう1つ原因があるのではないかと思うようになった。
ひょっとしたら鳩山由紀夫のせいではなかろうかと思うのだ。
彼は工学部出身で総理大臣になった初の人物である。
そのおかげで「理系内閣」などと呼ばれるようになった。
ホンモノの理系の人たちは、あれが「理系内閣」などと呼ばれる事に不満であった。
我輩も技術屋のはしくれであり、当然のようにそう呼ばれるのに不満がある。
なぜ不満なのかは、
「あんなのが理系だと思ってほしくない!」
という事につきる。
そもそも当の本人である鳩山由紀夫はほんとうに理系だったのだろうか。
工学部出身なので一応は理系のようにも見える。
しかし、政治家になる前の職業は専修大学経営学部助教授。
これは理系の職業ではなかろう。
工学部出身で工学部出身のような仕事をしていない人たちもたしかに多くはいる。
しかし、大学の同期の多くが工学部出身にふさわしい仕事をしている中、一人だけ理系とは縁もユカリもないような仕事をしている人がいたとしたら、それはいったどんな人だろうか。
たいていは理系をドロップアウトして、他の全く関係ない分野で才能を開花させた人たちである。
知り合いにもそういう人物はいる。
工学部をかろうじての成績で卒業し、とりあえず設計の職につき、やっていけそうにから数ヶ月で止め、保険のセールスマンに転職し、そこで才能を開花させて営業成績ダントツトップになったヤツがいる。
それはそれですばらしいことだと思う。
工学部の授業料は無駄になったが、才能を開花させたのだからそれはそれで良い事だ。
おそらく鳩山由紀夫もそういう人物なのだろう。
総理大臣にまでなるのだから何らかしらのことで大変優秀な人物なのだろうとも推測される。
だが、理系をドロップアウトしたとも推測できる。
ようするにあれは理系から脱走したニセモノの理系なのだ。
工学部卒の保険のセールスマンが理系と言うのがはばかられるのと同様に、鳩山由紀夫も理系のパチモンなのだ。
・・・とはいえ困った事に世間はそうは見ない。
あれを見て
「ああ、理系ってこんななんだ・・・」
などと思う中高生がいたとしたらどうだろう。
日本の未来にとって目も当てられない悲惨な影響があったとは思わないだろうか。
【※1 TV局のせい】
JAXA Channel が熱い!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090606
バブルの頃ではなかろうか。
その頃、理系から離れたヤツらは何を思っていただろうか。
「
日本は資源はない、耕作地もない、かなり不利な状況にある。
だから外国が作れないようなすごいモノを作って、それを対価に食料と交換するしかない。
モノを作るのは理系の役目である。
だから理系は必要だ。
でも、俺は数学キライだからイヤだけどね。
」
・・・なんてのが一般的だったのではなかろうか。
では、現在はどうだろうか。
「
どうせモノを作って売るなんてのは中国に負ける。
工場はどんどん海外移転していくのに、日本国内に理系の仕事なんて続くのかよ。
理系なんてパソコンつついて一人で遊んでるようなオタクみたいなヤツらなんだろ。
その分野で優秀だったとしても、なんか世間とずれたおかしな事を言い出しそうな感じがするし。
」
・・・なんて感じではないかと危惧している。
では、なんでこうなったのだろうか。
1つはTV局のせいだと思う。
科学技術を題材にしたおもしろいドキュメンタリーを作れる能力を失ったという事がある。
それはかつて書いたことがあるので、そちら(※1)を参照願いたい。
では2つめ。
最近になってもう1つ原因があるのではないかと思うようになった。
ひょっとしたら鳩山由紀夫のせいではなかろうかと思うのだ。
彼は工学部出身で総理大臣になった初の人物である。
そのおかげで「理系内閣」などと呼ばれるようになった。
ホンモノの理系の人たちは、あれが「理系内閣」などと呼ばれる事に不満であった。
我輩も技術屋のはしくれであり、当然のようにそう呼ばれるのに不満がある。
なぜ不満なのかは、
「あんなのが理系だと思ってほしくない!」
という事につきる。
そもそも当の本人である鳩山由紀夫はほんとうに理系だったのだろうか。
工学部出身なので一応は理系のようにも見える。
しかし、政治家になる前の職業は専修大学経営学部助教授。
これは理系の職業ではなかろう。
工学部出身で工学部出身のような仕事をしていない人たちもたしかに多くはいる。
しかし、大学の同期の多くが工学部出身にふさわしい仕事をしている中、一人だけ理系とは縁もユカリもないような仕事をしている人がいたとしたら、それはいったどんな人だろうか。
たいていは理系をドロップアウトして、他の全く関係ない分野で才能を開花させた人たちである。
知り合いにもそういう人物はいる。
工学部をかろうじての成績で卒業し、とりあえず設計の職につき、やっていけそうにから数ヶ月で止め、保険のセールスマンに転職し、そこで才能を開花させて営業成績ダントツトップになったヤツがいる。
それはそれですばらしいことだと思う。
工学部の授業料は無駄になったが、才能を開花させたのだからそれはそれで良い事だ。
おそらく鳩山由紀夫もそういう人物なのだろう。
総理大臣にまでなるのだから何らかしらのことで大変優秀な人物なのだろうとも推測される。
だが、理系をドロップアウトしたとも推測できる。
ようするにあれは理系から脱走したニセモノの理系なのだ。
工学部卒の保険のセールスマンが理系と言うのがはばかられるのと同様に、鳩山由紀夫も理系のパチモンなのだ。
・・・とはいえ困った事に世間はそうは見ない。
あれを見て
「ああ、理系ってこんななんだ・・・」
などと思う中高生がいたとしたらどうだろう。
日本の未来にとって目も当てられない悲惨な影響があったとは思わないだろうか。
【※1 TV局のせい】
JAXA Channel が熱い!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090606