教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

尖閣諸島の渋谷デモを報道しなかったマスコミ

2010-10-03 00:23:44 | 経済/経済/社会
「尖閣、渋谷2600人デモ」 CNNが報道する一方、日本のマスコミは…
http://chitekizaisan.blog28.fc2.com/blog-entry-1827.html



尖閣諸島のことで渋谷にてデモが行われたらしい。

CNNでは報道されたらしい。

しかし日本のマスコミはなぜか報道しなかった。
その代わり、高額で有名なTV局の職員が万年赤字体質からの脱却のための給与削減案にブチ切れてストを始めた。
なんとズレていて、なんとノンキなものだろう。

いっぽう韓国は、韓国は中国にすりよるべきだと報道(※1)し、そして調子にのって対馬までよこせと言い始めた(※2)。
我々韓国ウォッチャーの予想どおりの展開となった。



さて。
尖閣諸島で大きく変わったことがある。



1つ目。
左翼思想が現実的ではなくなってしまった。

左翼の
「日中関係を重視して、日本が譲歩して仲良くしましょうよ」
という思想が知恵遅れ扱いされるほどに変化してしまった。

いまは
「だから言っただろ、中国は危険な国なんだよ!」
という右利きなものが支配的になっている。

中国にとって都合の良かった親中/親韓/反日/反米な左翼思想は、中国自身の行いによって滅んだのだ。



2つ目。
日の丸が全面に出るようになった。

これまで日の丸を掲げるものは極右扱いされてきた。
学校で国歌斉唱で起立するヤツが極右扱いされてきたのも同じである。
それらを積極的に掲げるものは皆一様に左翼から人格否定されてきた。

しかし冷静になって考えてみれば、自分の国の旗や国歌を毛嫌いするようなヤツのほうがそもそもどこかおかしいのに気付くはずだ。
これまでは左翼の感情論のほうがなぜか勝っていたのだ。

それがどうだろう。
あの日本国の尊厳を守るために立ち上がった彼らの掲げる日の丸を見てどう思ったか。
中国の極端な横暴に対する怒りを皆が共有したではないか。
あれを見て、日の丸を持つ者たちはネトウヨだと言うヤツがこの期におよんでいるとしたら、それは残念なほどに知恵が足りない。



3つ目。
中国が対日で切れる強力なカードを1枚切ってしまった。

中国はいざとなればレアアースを禁輸すると、日本へだけではなく全世界に知らしめてしまった。

代替がきかないモノは、需要が硬直的であるために供給の変化に対して値動きが激しい。
ただしこれは短期の話である。
長期的に供給側に変化が起きているとしたら、代替を模索することで需要は硬直的ではなくなるために、短期ほどには供給の変化に対しての値動きは起こらない。
ミクロ経済のキホンである。

これを今回のものに当てはめよう。
中国が突然レアアースを禁輸したので大変困った。
しかし、中国は突然レアアースを禁輸するというカードを容易に切ってくることもわかった。
したがって長期的には中国のレアアース依存を回避するための対策がビジネスとして成り立つようになるのは明白で、そうなると中国が本当にレアアースを禁輸したいときになったらそのカードは切っても大して意味がなくなるという事態にいずれ必ずなる。



4つ目。
アメリカの出方もわかった。

これまでのアメリカは
「中国は安全保障上の驚異だ」
という共和党系の思想と
「中国政府の人権侵害を許してはならん」
という民主党系の思想と
「中国との付き合いは大きなビジネスチャンスになる」
というどっちでもない金儲け思想とが渾然一体となっていた。

現時点ではどうか。
尖閣諸島には安保が適用されるとアメリカが公言した。
通貨安を誘導して近隣困窮化を促進させ自分だけ不当に利益を得る為替操作国であるともアメリカが公言した。
アメリカにとって中国はビジネスチャンスだという認識からいくらか舵を切ったのではないだろうか。

そう舵を切らせたのは日本の外交の腕前によるものでは多分ない。
中国の外交の失敗によるものだ。






【※1】
予想以上に強大な中国=韓国は中国に接近するべきだ
http://blog.livedoor.jp/newskorea/archives/1311445.html

【※2】
韓国議員37人が調子に乗って対馬の返還を求める「対馬フォーラム」を創立
http://blog.goo.ne.jp/pandiani/e/a78f0fc40030fd06c585be887d3ed31c