教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

誰かが「まだまだ上がる」と言ったときが売り時

2010-10-24 00:00:41 | 経済/経済/社会
株は買うタイミングよりも売るタイミングを察知するほうが難しい。

チャート重視の人のなかには
「10%上がったら絶対売る」
と決めている人もいる。

しかし、わたしのように基本バイアンドホールドの戦略でめったに持ち替えをしない場合には、なおのこと売るタイミングが難しい。
買い時を見るにはファンダメンタル分析は向いているような気がするが、売り時はファンダメンタル分析で見ると遅すぎることが多いからだ。

買うタイミングは打算。
売るタイミングは芸術。
・・・よくそういわれる。

では、どうやって決めれば良いのだろうか?

最近気がついたのだが。
売り時のサインでわたしが気にしたほうが良いと思うものが2つある。



1つ。
個人投資家のポジション動向。

日本の個人投資家が騒いでいるときが天井だったというような事は少なくない。
たとえば、ひところのベトナム株とか。
つまり、個人投資家のポジション動向に注意して、かなりそれが積み上がっていたら逃げ出したほうが良いというサインになっている可能性がある。

今年の夏の円が85円くらいに下がったころ。
FXで個人投資家がUSD/JPYをかなり積み上げているらしいというのをニュースで見た。
その後、日銀が為替へ介入した。
しかししばらく観察していると、どうも介入でも流れが変わった気配がない。

東証外国でシティ(8710)を持っていたのだが、ドルがまだ下がるサインだと思って赤くならないうちに売り逃げた。
さすがにこの水準でドルの売り持ちにするのは怖いからやらなかった。

結果。
ドルは下がった。
だが、それ以上に株価は上がった。

為替相場の読みは当たったが、結果的にはそうはしないほうが良かったらしい。
・・・まあいい。



2つ。
誰かが「まだまだ上がる」と言ったとき。

最近でいうと、2008年春あたりに
「原油価格はまだまだ上がる! 目標は1バレル200ドルだ!」
と誰かが言ったのをニュースで見た。
そしてちょうどそのときがピークだった。

ちょいと前に
「ARMの株価はまだまだ上がる! 目標は420pだ!」
と誰かが言ったのをニュースで見た。
逃げ出すサインになっているような気がした。

ついでにいうと、ARMの取締役がストックオプションを行使して株を売却したというニュースも見た。

とりあえずすぐ後に半分売っておいた。

これの結果の是非が現れるのはもうしばらく後になる。
とはいえ、それ以降では株価の上昇トレンドが消えてなくなったので、現時点でいえば正解だったと言える。
その誰かが言った目標の420pに届いたことはまだない。



最近でも失敗はいくつかある。

今年の春。
日経平均が11000円超えてたころ。

「数ヵ月後の予想株価は12000~13000円だ」
という個人投資家アンケートの集計結果が出ていた。

これがまさに売りのサインだった。

それをスルーしてしまったのが大変悔やまれる。