(・・・前回からのつづき)
実は片足づつ装備したことには思いのほかメリットがある。
航空戦では敵を後ろから狙い打つほうが有利だ。
誰もが敵を前に出そうとする。
だが単にエンジン出力をさげて減速するのでは推力が下がるのでリカバリできなくなる。
エンジン出力やプロペラの回転数は、いったん下げたら元通りまで上げるのに時間がかかるのだ。
戦闘機の格闘戦において、速度を上げるのに時間がかかるというのは命にかかわる問題である。
だからなんとかして推力を下げずに減速させる方法が必要だ。
戦闘機では、たとえばシザーズのような蛇行運転をすることで推力を下げずに減速させることができなくもない。
だが、キホン的に苦肉の策であり、そういう方法をとらないで減速できるならそれにこしたことはない。
実はストライカーユニットではそれがカンタンにできるのだ。
増速したいときには足を閉じギミにし、推力を下げずに減速したいときには足を開けばいい。
そうすれば、右足の推力は左へ向かおうという動力に使われ、左足の推力は右へ向かおうという動力に使われ、トータルでは推力が発生しないように見える使い方ができる。
足を閉じギミにすればトータルの推力は即元通りになる。
それはカンタンに減速でき、カンタンに減速からリカバリできることを意味する。
しかも蛇行や回転もすることなく、任意の起動で、やろうと思えば直線上でもそれをやってのけることができる。
戦闘機の格闘戦においては極めて有利だ。
アニメでも、よくよく見ると上昇から下降に切り替えるときなんか、いったん足を開いて減速するようなシーンもあり、有効に実践で機能していることがわかる。
しかし、片足づつ装備したことにもデメリットがある。
ストライカーユニットでは右足と左足のプロペラを逆向きに回転させて本体側が回転するのを防止している。
それは良いことだ。
だが片足づつのユニット単体には回転させようとする力が働く。
どこでそれを支えるかってえと、人間の足でその力に抗するしかない。
もう1つある。
ストライカーユニットのプロペラは非常に小さい。
空気ではとても人が浮くほどの推力など得られないほど小さい。
きっとバリオンとほとんど相互作用しないような、かつ空気よりも密度(?)がはるかに濃いような未知の粒子を攪拌することのできる極めて高性能なプロペラなのだろう。
だからこそ両足で1機づつ装備でるほど小型になった。
しかしプロペラのサイズは両足を閉じてもあたらないほど小さくはない。
だから最大出力時にも足は少し開いていなければならない。
起動中は常に足を閉じようとする方向に働く推力に打ち勝ってユニットを支え続けなければならない。
これも同様に足の負担になる。
それに足を閉じようとする方向に働く推力は前進するための推力には使われないのでいくらかのムダが生じる。
仮に足と足は20度まで狭めてもいいとすれば、足を閉じようとする方向に働く推力は全推力の17%、足を閉じたときを基準とした前進するための推力のムダ分は1.5%となる。
このオーダーは大きすぎるのかどうかまでは何ともいえない。
もしこれをヒザでささえなければならないとすると、ヒザの負担はかなり大きいだろう。
そういう意味ではヒザまでユニットに入るというストライカーユニットの設計思想は正しい。
しかし足の筋力をかなり要求するのは間違いないだろう。
一般人が使おうとするならば、重火器をぶっぱなしたら反動でひっくり返り最悪の場合は墜落するし、推力が強すぎて足で支えられなくなり左右のプロペラが干渉して最悪の場合破壊される。
あまりにも危険すぎるので、わたしだったらストライカーユニットで空を飛んで戦ってみたいとは到底思わない。
しかし!
ストライカーユニットを装備すると魔力が増強される。
それにより、かなりの重火器をほとんど無反動に近い状態で扱えるほど筋力が強化される。
ならば足への負担はかなり強くても問題ないのかもしれない。
魔女ならばストライカーユニットのもつ本質的なデメリットのほとんどを克服できる。
だからこそ、ストライカーユニットは魔女の兵隊さん(ストライクウィッチーズ)でなければ使いこなすことができないのだ!
実は片足づつ装備したことには思いのほかメリットがある。
航空戦では敵を後ろから狙い打つほうが有利だ。
誰もが敵を前に出そうとする。
だが単にエンジン出力をさげて減速するのでは推力が下がるのでリカバリできなくなる。
エンジン出力やプロペラの回転数は、いったん下げたら元通りまで上げるのに時間がかかるのだ。
戦闘機の格闘戦において、速度を上げるのに時間がかかるというのは命にかかわる問題である。
だからなんとかして推力を下げずに減速させる方法が必要だ。
戦闘機では、たとえばシザーズのような蛇行運転をすることで推力を下げずに減速させることができなくもない。
だが、キホン的に苦肉の策であり、そういう方法をとらないで減速できるならそれにこしたことはない。
実はストライカーユニットではそれがカンタンにできるのだ。
増速したいときには足を閉じギミにし、推力を下げずに減速したいときには足を開けばいい。
そうすれば、右足の推力は左へ向かおうという動力に使われ、左足の推力は右へ向かおうという動力に使われ、トータルでは推力が発生しないように見える使い方ができる。
足を閉じギミにすればトータルの推力は即元通りになる。
それはカンタンに減速でき、カンタンに減速からリカバリできることを意味する。
しかも蛇行や回転もすることなく、任意の起動で、やろうと思えば直線上でもそれをやってのけることができる。
戦闘機の格闘戦においては極めて有利だ。
アニメでも、よくよく見ると上昇から下降に切り替えるときなんか、いったん足を開いて減速するようなシーンもあり、有効に実践で機能していることがわかる。
しかし、片足づつ装備したことにもデメリットがある。
ストライカーユニットでは右足と左足のプロペラを逆向きに回転させて本体側が回転するのを防止している。
それは良いことだ。
だが片足づつのユニット単体には回転させようとする力が働く。
どこでそれを支えるかってえと、人間の足でその力に抗するしかない。
もう1つある。
ストライカーユニットのプロペラは非常に小さい。
空気ではとても人が浮くほどの推力など得られないほど小さい。
きっとバリオンとほとんど相互作用しないような、かつ空気よりも密度(?)がはるかに濃いような未知の粒子を攪拌することのできる極めて高性能なプロペラなのだろう。
だからこそ両足で1機づつ装備でるほど小型になった。
しかしプロペラのサイズは両足を閉じてもあたらないほど小さくはない。
だから最大出力時にも足は少し開いていなければならない。
起動中は常に足を閉じようとする方向に働く推力に打ち勝ってユニットを支え続けなければならない。
これも同様に足の負担になる。
それに足を閉じようとする方向に働く推力は前進するための推力には使われないのでいくらかのムダが生じる。
仮に足と足は20度まで狭めてもいいとすれば、足を閉じようとする方向に働く推力は全推力の17%、足を閉じたときを基準とした前進するための推力のムダ分は1.5%となる。
このオーダーは大きすぎるのかどうかまでは何ともいえない。
もしこれをヒザでささえなければならないとすると、ヒザの負担はかなり大きいだろう。
そういう意味ではヒザまでユニットに入るというストライカーユニットの設計思想は正しい。
しかし足の筋力をかなり要求するのは間違いないだろう。
一般人が使おうとするならば、重火器をぶっぱなしたら反動でひっくり返り最悪の場合は墜落するし、推力が強すぎて足で支えられなくなり左右のプロペラが干渉して最悪の場合破壊される。
あまりにも危険すぎるので、わたしだったらストライカーユニットで空を飛んで戦ってみたいとは到底思わない。
しかし!
ストライカーユニットを装備すると魔力が増強される。
それにより、かなりの重火器をほとんど無反動に近い状態で扱えるほど筋力が強化される。
ならば足への負担はかなり強くても問題ないのかもしれない。
魔女ならばストライカーユニットのもつ本質的なデメリットのほとんどを克服できる。
だからこそ、ストライカーユニットは魔女の兵隊さん(ストライクウィッチーズ)でなければ使いこなすことができないのだ!