土曜日の午前中は、事例検討会でさまざまな事例を学ぶ。
相談者が窮地から脱した勇気をもらい
先輩方の温かい声掛けを身に着けたいと願う。
価値観にとらわれず、優しいまなざしで
相手の存在を尊重し、受容し、応援したいと願う。
事例を学ぶと、心理カウンセラーが活躍するというよりは
見守っている間に、相談者側で変化が起きてる。
本人の変化、家族や職場の人の変化、突然の環境の変化
困っていたことが改善すると、短期間で終結する。
何年も時間がかかる場合は、納得するまで諦めないからではないかしらん。
それは、人生の質を高める努力の一つだと思う。
そういう時間が必要ということかもしれない。
やがて、自然に変わってゆくので
変わらないで居ることの方が、難しいのではないかと感じている。
だんだん、相談者の持っている生きる力を信じられるようになってきた。
会場を移動して、午後から産業カウンセラー実践講座に参加した。
互いに相談者役とカウンセラー役になってロールプレイを録音。
毎月1回 連続3回のテープをおこし、来年2月に事例か逐語のいずれかを提出する。
テープを10回以上再生していると、嫌でも自分の癖が見えてくるので
年々苦しい作業になってきた。
なぜ、このタイミングでこの質問を入れたのだろうと反省しつつ
どういう対応だったらよかったかを考えてみる。
解決を急いで操作的ではなかったか?
相談者が自由に語れる安心感を提供できたか?
技法のスキルを高めるトレーニングは、
無条件で相手を受け入れる鍛錬であり
それは、結局、私自身と向き合う時間になってゆく。
相談は、人と人との交流だから
影響しあいながら成長できるということかもしれない。