授業でプリントワーク(解剖図を描く)時に
クラスの中で発言力を持つ男子二人が
さんざん、とんこつラーメンは臭い!うには臭い!
チーズは臭い!サーモンは吐く!あれは食べ物か?
長らく云々と 酷評した後で
「先生は何が好きですか?」と聞いてくれました。
すごく すごく 申し訳ない顔で、それでも素直に
「ラーメンならとんこつ、 お寿司ならウニとホタテとチーズサーモンです」と答えました。
「とんこつは、博多の屋台で食べました」
「時々消毒薬くさいウニもあってがっかりですが、新鮮なものは甘くて美味しいな~」
全然、空気の読めないおばちゃんで申し訳ないことでした。
ちょっと、ヤバい間ができて・・・
「スイマセンでした」と謝るので、
「どうか、謝らないで~ 二人の好みを知れたので嬉しいです」と
次から声をかけてくれないと寂しいなという心配もありましたが
彼らは美容師さんになる学生なので、お客さんの多様性に気付いてほしいと願いました。
私と違うことを前提にした上で
「あなたはあなたで良い、私も私でよい。」が 伝わるといいなあ
クラスメイトである多くの「普通の19歳」なら
<そこは絶対避けるでしょ コミュニケーション> で
意見が違ってぶつからないよう配慮するツボらしいのです。
例えば、「あなたの好きな野菜は何ですか?」
「大根です」「レタスです」「「レタスです」「レタスです」「「レタスです」・・
大根以外、レタスだけって本当ですか?と信じられないほどで
<多様性を実感するワーク>が 成功しないのです。
人と違うことを言っても、悪い事が起きないことが重要です。
そこが安全な場だからこそ、自由な発言が許されるわけで
私の伝え方にもっと工夫が必要だと試行錯誤しているところです。