昨日は登校日だった。
全員揃っていて、本当によかった、嬉しい。
この1週間で、とんでもないことになった。
1週間前に、今日の現状を全く想像できなかった。
被災された人々も「まさかここで、こうなるとは」と仰る。
心からお見舞い申し上げます
週末の3連休、もしも お手伝いに参加する人がいたら
保健の先生として、参考にして欲しいので3点お伝えしますと板書した。
(その1) 塩: 持参したお茶や水で水分補給するのは当然だが、
食事がとれず塩分が補充できない状況下では、
塩を舐めると熱中症になりにくい。塩入あめとか
小袋に塩を入れ ボトルに輪ゴムで貼付けて持参する。
(その2)水道水: ガラス片や釘や思いがけない危険が周辺に散乱しており
怪我をした時の傷口を洗う水道水を、飲料水とは別に持参する。
怪我したら、その日の作業はやめる、無理はしないで。
眼も、時々洗うといいよ。
(その3)マスク:泥以外に微生物も鼻孔から気道を通って肺に到達の可能性あり
高性能のマスクや眼鏡で、予防すること。
神妙な表情で、「なあ、行くん?」「うん、○◇▽×■・・・」
とあちこちで ヒソヒソヒソヒソ・・・・
(なんで、そんなに小声なの??)
気持ちが揺れているのが、伝わってくる。
そうでした、人より目立つのは避けたいことでした。
復旧・復興には時間がかかる
長いスパンで考えて、何も奪われなかった人は、喪失した人へ
自分にできる事を、できる範囲で提供してあげてほしい。
避難所を訪問して髪を切ってあげたり、髭を剃ってあげたり
大勢の理美容師さんが集まって、
チャリティヘアカットイベントを開催して売上を寄付したり、
皆さんの先輩達の行動力に感動した。
私は重い物を持てないから 義援金じゃなあ~などという、
勝手なおしゃべりに 真顔で付き合ってくれる。
「さあ、では、今から始めま~す」で、
いつも通りのみんなに戻ったけれど
彼らは、確実に1週間前よりも成長している。
私はゲートキーパー被災地対応編を
学習しなおして、来たるべき時に備えなくては。