10月のある日の夜、自動車保険のお客さんを訪問しました。そうそう、私は保険の代理店なんです。継続契約のためです。
こんなことがありました。なんかほのぼのとした気持ちになったので書いてみます。
50代後半のご主人です。9月に自爆事故があった方です。
話の中で、福島にいた息子さんが横浜に転勤になったことが話題になりました。
9月に、その息子さんが帰省してバイクを横浜に持って行ったそうです。
「久しぶりに帰ってきたんで喜んでいたら、その日の夕方に、『もう帰る…』と言い出して、バイクで帰ってしまった。」
「横浜までは今日のうちには帰れないから、今夜は泊って、あした帰れば…と言ったが、『栃木のあたりに泊まる』と帰ってしまった。」
「えーっという気持ちと、暗い中のバイクで大丈夫か…と、頭がいっぱいになってしまって。そこへ上から鳥のフンが車のボンネットに落ちてきて…あーっとなり、車を運転してるの忘れてしまった。」
「そこで、どーんと土留めのコンクリートにぶつかってしまったんですよ」
「運転してること、頭に無くなってしまって・・・」
もともとが憎めないタイプの、愛すべき人なんですが、子どもさんへの愛情が伝わってくる話でした。もちろん、事故には気をつけてもらわなければなりませんよ。