東京の方は目にしていないかもしれません。
「山形新聞」に、以下のような要旨の記事が掲載されました。
原発から20キロ圏内の避難指示地域に、大震災で亡くなった方の遺体がまだ数百から千体あると推定されており、大熊町で見つかった遺体の場合、収容に向かった福島県警の部隊が、放射線量があまりに高いために当日の収容を断念した、と。
「27日に、大熊町で見つかった遺体は、除染が必要な基準の一つである10万cpmまで計ることができる測量計の針が、振り切れる状態だったという。このため福島県警の部隊は遺体の収容を断念している。」(3月31日、山形新聞夕刊)
これは、二つの点でショックでした。
一つは、遺体が収容できないほどに放射能で汚染されていたこと。
いつも繰り返される政府や東京電力、原発学者の「直ちには影響がない」「念のための処置」・・・?!
ところが、警察でも遺体を収容できないほどの放射能汚染。
実際はどうなんだ!
原発周辺の海の汚染にしても、どれほど深刻で、どこまで広がっているんだ!
本当の事実は想像もできないほどに酷くなっているのか?
不安が一杯になる。
もう一つは、こんな大事なことが、27日にあったのに、新聞に報道されたのは31日の夕刊ということ。
信じられないような遅さだ。
つまり、現状があまりに酷いので、政府や東電は情報を小出しにしているのではないか・・・という疑念。
原子炉建屋の写真にしてもそうだ、
あまりに酷い壊れかたなので、爆発直後には発表しなかった。何日も経ってから公表されている写真などが多い!
福島県民、茨城県民、そして、春一番の風と共に放射能にさらされる山形県民や多くの被災者のみなさん、
怒ろう、おかしなことには「おかしい!」と声を上げよう。
でないと、人災で殺されちゃうよ。