2012年9月28日付けの朝日新聞に、村上春樹さんが「魂の行き来する道筋」と題した一文を寄せていました。
「領土問題が『感情』に踏み込むと、危険な状況が出現する」
「それは安酒に似ている。静かな姿勢を示すことが大事」・・・と。
今日のような徐々に熱を帯びたような雰囲気の中で「安酒に似ている…」と書くことは大変な勇気のいることです。
テレビが徐々に言わなくなり、はっきりとものを言う学者や評論家などを避け始めている今日、流れに迎合するような評論家や学者、タレント(?)が跋扈しています。
実際、身の危険を考えずには書けなかったでしょう。
凄いことです。
私はほんとに小さな力しかありませんが、自分も本当に思ったことを書いたり行動していこうと思いました。大切なことは何かを教えていただき、村上さんに感謝します。
追記:これまで村上さんの本は一冊も読んだことがありませんでしたが、これから読ませていただきます。