驚き、愕然(がくぜん)、しかしそれで終わってはならない。
初めは驚きでした。
次に思ったのは、こんな日本に正直、がっかりしました。
そして恐ろしいと思いました。
政府や議会人、政党などの反応の鈍さにもがっかりし、呆れてしまいました。
安倍首相のめざす「美しい国 日本」とは、こんなことが横行する国のことなのでしょうか?
「衣の下の鎧(よろい)」とはこのことです。
もちろん安倍首相がやらせたことではないでしょう。しかし、こういう風潮を助長してきたのは安倍首相とその取り巻きなのです。
私は、こんなことがまかり通ってはならないし、これは一種の「焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)」だと思うのです。
【注】 「焚書坑儒」とは「広辞苑」によれば次のとおりです。
「秦の始皇帝が紀元前213年、民間に蔵する医薬・卜筮(ぼくせい)・種樹関係以外の書をすべて集めて焼き捨て、翌年咸陽(かんよう)で数百人の学者を坑(あな)に埋めて殺したこと。」
その後、ナチスのヒットラーをはじめ多くの支配者が強権的な支配確立のために「焚書坑儒」に類した蛮行を行いました。これは人間として決して許してはならない非人間的行為です。
いかなる人間の主義・思想や主張も、問答無用の切り捨ては許されないのです。
こんなことがまかり通ったなら、次は反戦や平和、民主主義、反原発などの進歩的な主張に対して、暴力がまかり通ってしまうようになるでしょう。
こんな卑劣な蛮行に、多くの人が怒りの声を上げましょう。
そしてこのようなことが二度と繰り返されない「人に優しい日本」をつくって行きましょう。