[1] 最近の政界は、その動向にあきれはててしまいます。
新聞、テレビで、民主党がどうした、自民党がどうした・・・と報道されていると、見るのが嫌になります。テレビのニュース番組は、以前は好きでしたが、今はチャンネルを変えてしまいます。
気持ちが悪くなってしまうからです。
なぜかなあ…と思ったら、やはり、あまりに私たちの生活がおざなりにされていると感じるから。
あまりに与党や野党が、自分たちの権力争いに固執していると感じるからです。
違いますか?
税金で高給を払っているのに、首相とその内閣は、また国会議員は、国民のために汗をかいていますか?
NO! NO!
[2] 最近、あきれ果てた出来事の一つは、10月19日の「3党首会談決裂」というニュースです。
野田首相は何としても権力を手放したくないと。自民党や公明党は、何が何でも解散だと。
国民のための政治はどこへ行ったのでしょうか?
私たちが、こんなに生活や仕事にあえいでいるというのに。
私は民主党も自民党も、もう見限っていますから、呆れはしますが、驚きません。
驚いたのは新聞、テレビのマスコミ報道です。
「党首会談決裂 首相の責任感が見えぬ」(10月20日付、朝日社説のタイトル)、「3党首会談決裂、解散時期『新提案』は幻」(同日、山形新聞3面トップ見出し)、・・・いずれも、批判的には書いていますが、このヤクザまがいの権力抗争そのものを批判していないのです。
なぜ、国会と政府与党が、私たちの生活を忘れ、権力抗争に明け暮れていることを断じないのか、私には不思議でなりません。
これとの対比で、印象的なのは、今年7月、小沢一郎が新党結成した時の報道です。
「小沢氏の造反 大義なき権力闘争だ」、「時の政権の足を引っ張る権力闘争ばかりが目についた。」(2012年6月23日朝日新聞社説)。
「(小沢一郎の)政治家としての歩みを振り返ると、政党“破壊”と新党の歴史だ。民主党を分裂させ新党を結成すれば4度目の新党となる」(2012年7月3日付、山形新聞)。
小沢一郎の時は「権力闘争に明け暮れて」と大合唱で避難しつつ、本当の権力闘争を目の前にしては口をつぐむ…これは何なんでしょうか!
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