11月6日、岩手・宮城県境の栗駒山の麓、荒砥澤ダムに行ってきました。なぜ、行ったか? 地震とダム、これは深刻で身近なテーマだと思ったからです。
地震によってダムが崩壊する?
これまで、こんな恐ろしいことは想像もしていませんでした。
ですが、しかし、本当にあるのです。
2011年3月11日の東日本大震災でも、福島県須賀川市の藤沼ダムが決壊し、下流の50世帯ほどが流され、8人が亡くなったり行方不明になったのです。これはダムの決壊箇所です。
不思議なことにマスコミはほとんど取り上げていません。
荒砥澤ダムの危機
最近、ダムが最も危険にさらされたのは2008年6月14日の「岩手・宮城内陸地震」に違いありません。以下の写真は荒砥澤ダムの巨大な堤体。これが崩壊したら?
宮城県栗原地方ダム総合事務所の資料によれば、「この地震により、荒砥澤ダム貯水池左岸上流で、長さ約1,300m、幅約800m、最大落差約148mの大規模地すべりが発生し、山が動いた。・・・」
このような直下型地震に直撃されれば、ダムはひとたまりもないでしょう。
「荒砥澤キャ二オン」
地元の人たちは、アメリカのグランドキャ二オンになぞらえて、この被災地を「荒砥澤キャ二オン」と呼び、観光スポットにしようとの動きもあるようです。
なにか切ないものを感じてしまうのは私だけでしょうか。
次の写真は、地元の「さくらの湯」のチラシです。
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