菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

大荒れ

2008年02月25日 | Weblog
 
今日の美瑛は-28度。
かなり冷え込みました。
しかし、霧氷は期待はずれ。
おまけに一昨日の暴風で雪原はガタガタ状態で、今朝は出かける気にはなりませんでした。

東京では春一番が吹いたとか。
しかし、今回の低気圧では列島各地で大きな被害も報告され、道内でも死者が出たほどです。

実は私も週末から道東に出かけており、この嵐に直面しました。
網走や北見も暴風雪。
一晩の積雪は50~60cmにも達したほどで、帰りは地吹雪に見まわれました。
先週、視界の聞かない恐怖の話をしましたが今回はそれ以上で、助手席に乗っていたスタッフも無言のままです。(いつもはおしゃべりなんですが・・)
途中で休もうと道の駅などにも立ち寄りましたがどこもクローズ。
自分の身も危ういほどの天候状態ですから、こんな日に営業しているところなんてあるはずがありません。
恐怖のロードを走ること2時間あまり、ようやく北見市内まで戻り一休みすることが出来ました。
午後からは予報通り晴れ間も見えてきて、難所と思っていた石北峠からは意外にすんなりと超えることが出来ましたが、いずれにしても命がけの網走行きとなってしまいました。
(結局写真は一枚も撮らずじまい・・悲しすぎる)

夜のニュースでは札幌近郊で50台を超える車が走行不能に。
また、吹雪で立ち往生した車のなかでは一酸化炭素中毒をおこし、死亡者が出たということでした。
北海道の厳しさは知っているつもりでしたが、これほどまでにすさまじい暴風雪や地吹雪は経験したことがありません。
明らかに地球温暖化がもたらす異常気象としかいいようがないですね。

なんとか真剣にくい止める方法は無いのでしょうか。

《明ける雪原》CANON EOS-5D 24~105mm f11 RAW