菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

スキ込む

2010年10月30日 | Weblog
 
前回のブログで、ヒマワリをスキ込む話をしたのですが、このスキ込むという言葉自体あまり耳にしないと思いますので少々ご説明を。
といってもHPなどからの受け売りですが・・
書き方はスキ込む、すき込む、鋤きこむなどです。
緑肥作物を農業機械などで細かく粉砕し、一定の深さまで万遍なく混ぜ合わせ、土壌と馴染むようにすることだそうで、小規模な場合は、カッターなどで細かくしてから混ぜ合わせます。
緑肥作物スキ込みの目的は、
1)肥料の一部代替的な役割。
2)有機物の補給による地カ維持増進効果。
3)緑肥中の有機酸により土壌中の鉄分を植物に吸収できる形にすること。
4)スキ込むときに土壌を十分に耕耘するため、土壌を軟らかくしますし、緑肥作物はその軟らかさを持続させる働きもある。
5)緑肥作物の種類によっては、その植物を栽培することで、土壌中の微生物等を改善する働きもあり、栽培すること自体がひとつの目的となる。
ということだそうですが、何れにしても広大な畑にまく種代だけでもかなりの経費。
土壌が良くなることはわかっていても、そう易々と出来るものでは無いといいます。

美瑛ではこのヒマワリの他に、カラシ菜やエン麦などを緑肥にしています。
一時期、どこかしこでもヒマワリやカラシ菜を植えた時期がありましたが、この時はさすがに見事でした。
この秋もその時期を彷彿とさせるほど珍しく大規模に植えられ、おかげさまでかなりのカットを撮影することが出来ました。
三日ぐらい前にフイルムの作品を掲載しましたが、これはその時のものです。
やはり農家さんには、常に感謝感謝ですね。

ヒマワリのスキ込み作業
CANON EOS-5DMark2 70~200mm F8 AE RAW