
白金の紅葉もピークが過ぎて、丘に下りてきました。
気がつけば、事務所近辺も一気に色づいて来た感があります。
上の写真は期待された白髭の滝ですが、おそらく今年はこれがMAX状態。
もう以前のように、ナナカマドが真っ赤に色づくといった光景は見られないのかも知れません。
もしかしたら紅葉自体も幻となり、この先「21世紀頃の日本列島では、紅葉というとても綺麗な風景があった」なんて言い伝えられている、という話も決して大げさではなさそうです。
それはさておき、渓谷や滝などの撮影は曇りや雨の日の方がしっとりと柔らかい表現ができます。
ピーカンでは陰影が強く出過ぎて、画面全体が硬くなってしまいます。
でも、場合によってはそれを逆手に取るという方法もあり、アップしたのがその見本のようなもの。
手前の紅葉にだけ陽があたり、美瑛川と滝は暗く沈んでいます。
更には青空の反射もあって、ややシアンがかり青味が強く出ています。
私は定石通りの狙い方が好きなのですが、たまには表現を変えてこんな仕上げにしてみました。
Canon EOS5D MarkII EF24-105mm F22 AE