好評かどうかなんて全くわからないのですが、ご好評につき「なんちゃってphotoshop講座」第二弾です。
この写真は十勝岳連峰を背景にした180度パノラマ写真です。
今やコンデジでもパノラマ写真が撮れるという優れものが沢山出回っているようですが、ここでは5D撮影でのパノラマ写真の作り方です。
フィッシュアイレンズなどを使用して撮る場合もありますが、私は生憎持ち合わせがありません。
使用したレンズはシグマ12-24mm (キャノン用)で、枚数は3カット、脚立使用のため手持ちで撮影しています。
「合成するのに手持ちで大丈夫なの」って思われそうですが、実は手持ちでもOK。
あとは賢いphotoshopが自動で合成してくれちゃいます。
合成機能は以前からある「Photomerge」を使います。
「HDR」と一緒で、合成したいカットを選択し、あとはクリック一つ。
合成方法として「自動設定」「遠近法」「球面法」など指定する必要がありますが、ここでは自動設定。
下の写真が合成してくれたカットです。
周辺光量補正や歪曲収差の補正など完璧で、3枚の別々の写真を貼り合わせているとは到底思えないほど見事な出来栄えです。
あとは中央部分だけトリミングすれば良いのですが、これではせっかくの大画面が小さくなってしまいます。
そこでCS-5になって一層賢くなった、「余白部分の塗りつぶし」ツールを使用します。
そうすれば画面が小さくなりません。
CS-5から新たに「コンテンツに応じて塗りつぶし」という項目が増え、これがまたすごいんです。
以前は空など塗りつぶしてもなかなかグラデーションが合わず、後の作業がやっかいでした。
でも、CS-5からは一発OK、「なかなかやるな」といった感じです。
ここまで進化してくると、いったい何が本物かわからなくなってくる。
写真家も今後ますますクリエイティブな作業が要求されてくること間違い無しです。
Canon EOS5D MarkII sigma12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM F8 AE 手持ち撮影
(下)3枚の写真を「Photomerge」機能で合成