日曜日の朝5:00。まだうす暗い。
最近では、日の出は遅くなり、日の入りは早くなりで、どんどん日が短くなってきている。
そんな早朝、屋根の上にヤツがいた。
朝日が昇る前のだんだんと明るくなってくる時刻の屋根に浮かぶシルエット。
アオサギである。
9月に入ったところなのに、もうやってきた。
いつもなら、冬にやってきたヤツだが、今年は早すぎる。
ヤツの目的は、コレ。
わが家の池の鯉たちである。
わが家の鯉たちと言うのは、いい鯉はまったくいないが、10センチほどの小さな鯉をもらってきて大きくしてきたので、愛着がある。
その鯉を狙っているである。
昨冬も、網を張っていたのにもかかわらず、隙間から入り込み、やられた苦い経験がある。
今年も当然防御策を施さねばと思っていたが、それにしても時期が早い。
池の周囲の松の剪定を植木屋さんにお願いせねばならないし、それが終わってから掃除もしなければならないし、網を張るのは12月頃と思っていたのに・・・。
とにかく追い払った。
しか~し、10分後には、来ている。
そして、また追っ払った。
それでも、気がつけば来ている。
狙った獲物には、相当執着心があるヤツである。
実に腹が立つ。
その後、何度か追っ払って、早朝RUNへ出かけた。
出かけて別の方角からヤツの行方を探すと、しっかりわが家の屋根にとまっていた。
慌てて戻り、また追っ払う。
今度は田んぼの方に飛んで行ったので、凝らしめてやろうと小石を握りしめ田んぼへ。
ヤツが溝に降りていたのを発見し、小石を投げてやる。
驚いたヤツが飛び上がり逃げていく。
その姿を目で追っていると、結果わが家の屋根へ。
こりゃイカン。
またまた走って戻り、ヤツめがけて小石を投げてやる。
今度は違う方向へ飛んで行った。
これでは、堂々巡りのため、RUNを再開。
すでに調子が狂い、足が重い。
田んぼ道を走っていると、刈り取られた田んぼにたくさんの鳥がいる。
ヤツの親戚のシロサギである。
よく見ると、その中に子供が混じっている。
この時期に生まれているのか・・・。
ここ近年、本当にサギが増えた。
そして、年中いる。
実に困ったことである。
サギを騙す詐欺のような方法はないだろうか?
とにかく近々、池には網を張らなければならない。
獰猛で狡猾なアオサギとの攻防はまだまだ続く・・・。