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20年前、僕たちはみんな若かった。
そしてみんな輝いていた。
何でもできそうな気がしていた。
明日に希望を持っていた。
板倉先生が50代で、私が40代だった。
それから今日まで、みんな懸命に走り続けてきた。
成功して飛び立った若者もいれば、飛べなくて地に落ちてきた若者もいた。
それなりに懸命に生き、それなりに存在を自己主張してきた。
今日、板倉先生の告別式があった。
確かに一つの時代が終わった。
もうそろそろ、次の若者にバトンを渡す時期なのだろう。
板倉先生は、誰にバトンを渡したかったのか。
今となっては聞くすべはないが、受け継がなければならないことはいくつかある。
自分が倒れる前に、なんとかバトンを渡したい。
そんな急くような気がする。
1993年、琵琶湖国際共同観測(BITEX93)を行ったときの写真。
この時元気だった人の中で、吉良先生、寺本先生、津田先生、板倉先生が鬼籍に入られた。
私は、それぞれの師から大きな感化を受けた。
感謝してもしきれないくらいの恩だった。
翻って自分を見るとき、恥じ入る思いが多い。
時代は繰り返される。
彼らの夢をつないで、走り続けよう。
それが私にできる唯一のお返しだ。