DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

夢(43)

2014-02-12 16:23:52 | ButsuButsu


休日にごろごろしていたので、体を動かしに京都へ出かけた。

娘の大学の作品展示会を見に行ったのだ。

今年で大学生活も最後となるので、少しは親らしく振舞うのも大事だ。

行ってみて驚いた。

いわゆる手ツボグッズだが、なかなか高度な仕上がりだ。

女性の手のひらにのるサイズで、人知れず手ツボのマッサージができる。

半分に分けることができて、向きを変えることによって、アーモンド形とハート形になる。

中にはレモンやラベンダーやペパーミントなどアロマを入れることもできる。

木の素材とも組み合わせができる。

オフィスで疲れる女性ワーカーが、さりげなくリフレッシュするマッサージツールだ。

このままでも結構需要がありそうだ。

「売るのか」

と娘に聞いたが、そんな気はさらさらになさそうだ。

大学へ行って、それなりに考え、物つくりをしていることに感激した。

シンプルで機能的、それにおしゃれな感覚を備えている。

こいつは只者ではない、と思う。

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2月11日(火)のつぶやき

2014-02-12 09:25:37 | 物語
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夢(42)

2014-02-11 11:16:33 | ButsuButsu


チベット語で書かれたケーキをもらった日本人も少ないだろう。

50歳の誕生日を私はラサで迎えた。

不思議な因縁である。

何と書かれているのかよくわからないが、きっと「誕生日おめでとう」なのだろう。

2001年4月から5月にかけて、約1か月間、私は中国雲南省からチベットまで陸路で探査した。

標高3000mから5000mの昇降を繰り返す旅だったが、苦しくて楽しいものだった。

たどった道は、チベット攻略のために毛沢東が解放軍を率いて建設した侵略の路である。

世の中には不条理なことが多い。

力の弱いものは国土を追われ、流浪の民と化す。

勝ったものは歴史を書き換え、負けたものに服従を迫る。

しかし常に勝ち続けるわけではない。

「盛者必衰の理をあらはす」のである。

中国や韓国がわが国に「正しい歴史認識」を迫り「領土の主張」を迫ることが、日本のナショナリズムを高揚させているのも皮肉である。

このことはアメリカにとっても迷惑な話であり、本音ではお互いに触れ合ってほしくないところでもある。

「従軍慰安婦はどこにでもいた」と主張することが、何の意味があるのだろうか。

そのような歴史は古今東西知られたことであり、声高に発言して自己の正当化をはかってみても、罪が消えるわけではない。

まるで「子供の喧嘩」だ。

野良犬が駆逐され、広場はきれいになり、魚肉が盛んに食されるようになったチベットでは、中国化が着々と進行している。

少なくとも表面的には、である。

しかし連綿と続くラマ教の教えは生きている。

民族の強さとでもいうのだろうか。

チベット文字が描かれた誕生日のケーキは、祝ってくれた中国人、チベット人、モンゴル人、日本人の友情にあふれていた。

長い人類の歴史の中で、お互いが完全に理解しあうことは困難かもしれないが、その努力は続けるべきだろう。

中国、韓国、日本の共存共栄が世界の安定と希望につながるのだということを忘れてほしくない。

「自他共栄」は、私の好きな言葉の一つだ。
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2月10日(月)のつぶやき

2014-02-11 08:57:39 | 物語
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夢(41)

2014-02-10 22:24:09 | ButsuButsu


夏目漱石がまだ若かった久米正雄と芥川龍之介にあてた手紙がある。

大正5年8月21日(月)に書いたものだ。

今の若い人に参考になるかもしれない。

馬ではなく、牛のように図々しく進んでいきなさいと言ってます。

***

あなたがたから端書がきたから奮發して此手紙を上げます。

僕は不相變「明暗」を午前中書いてゐます。

心持は苦痛、快樂、器械的、此三つをかねてゐます。

存外凉しいのが何より仕合せです。

夫でも毎日百回近くもあんな事を書いてゐると大いに俗了された心持になりますので三四日前から午後の日課として漢詩を作ります。

日に一つ位です。

さうして七言律です。

中々出來ません。

厭になればすぐ已めるのだからいくつ出來るか分りません。

あなた方の手紙を見たら石印云々とあつたので一つ作りたくなつてそれを七言絶句に纏めましたから夫を披露します。

久米君は丸で興味がないかも知れませんが芥川君は詩を作るといふ話だからこゝへ書きます。

尋仙未向碧山行
住在人間足道情
明暗雙雙三萬字
撫摩石印自由成

一の宮といふ所に志田といふ博士がゐます。

山を安く買つてそこに住んでゐます。

景色の好い所ですが、どうせ隱遁するならあの位ぢや不充分です。

もつと景色がよくなけりや田舎へ引込む甲斐はありません。

勉強をしますか。

何か書きますか。

君方は新時代の作家になる積でせう。

僕も其積であなた方の將來を見てゐます。

どうぞ偉くなつて下さい。

然し無暗にあせつては不可ません。

たゞ牛のやうに圖々しく進んで行くのが大事です。

文壇にもつと心持の好い愉快な空氣を輸入したいと思ひます。

それから無暗にカタカナに平伏する癖をやめさせてやりたいと思ひます。

是は兩君とも御同感だらうと思ひます。

今日からつくつく法師が鳴き出しました。

もう秋が近づいて來たのでせう。

私はこんな長い手紙をたゞ書くのです。

永い日が何時迄もつゞいて何うしても日が暮れないといふ證據に書くのです。

さういふ心持の中に入つてゐる自分を君等に紹介する爲に書くのです。

夫からさういふ心持でゐる事を自分で味つて見るために書くのです。

日は長いのです。

四方は蝉の聲で埋つてゐます。

以上

夏目金之助

***

八月二十四日には、別の手紙を出している。


牛になる事はどうしても必要です。

吾々はとかく馬になりたがるが、牛には中々なり切れないです。

僕のやうな老獪なものでも、只今牛と馬とつがつて孕める事ある相の子位な程度のものです。

あせつては不可せん。

頭を惡くしては不可せん。

根氣づくでお出でなさい。

世の中は根氣の前に頭を下げる事を知つてゐますが、火花の前には一瞬の記憶しか與へて呉れません。

うんうん死ぬ迄押すのです。

それ丈です。

决して相手を拵らへてそれを押しちや不可せん。

相手はいくらでも後から後からと出て來ます。

さうして吾々を惱ませます。

牛は超然として押して行くのです。

何を押すかと聞くなら申します。

人間を押すのです。

文士を押すのではありません。

夏目金之助
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2月9日(日)のつぶやき

2014-02-10 08:45:41 | 物語
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夢(40)

2014-02-09 22:22:07 | ButsuButsu


樺太は、唐人という言葉がなまったものだそうだ。

江戸時代には北は清国、南は日本の支配が及んでいた。

長い間、樺太は半島か島かが国際的に議論されてきた。

というのは、アムール河の河口より北側では、船が通行できないくらい浅いのだそうだ。

そこで、ヨーロッパの探検家は、樺太が半島であると思っていたようだ。

最終的に島であることを確認したのは間宮林蔵である。

林蔵は、北方四島にもいたことがある。

当時ロシアの船が略奪とかをしており、江戸幕府はかなり神経質になっていたようだ。

確実に言えることは、北方四島にしても樺太にしても、ロシアの領土ではなかったということである。

中国は、樺太の領有権を主張する可能性もある。

かの国は、新疆ウィグルや西蔵も支配してしまったので、尖閣の問題が片付いたら、樺太に出てくるのだろう。

林蔵は、伊能忠敬に測量を学んだといわれているが、同時に幕府の隠密もしていたようだ。

地図を作るというのは、隠密にはうってつけの仕事だったのだろう。

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2月8日(土)のつぶやき

2014-02-09 09:08:19 | 物語
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夢(39)

2014-02-08 18:13:30 | ButsuButsu


今日は日本中が雪の日だ。

太平洋で低気圧が発達して寒気を呼び込んでいる。

冬の台風だ。

これからこういう天気が増えるのかもしれない。



オリンピックも始まったので、家に引きこもって観戦するのも手かもしれない。

スポーツを見ていると顕著だが、どんどん新しい挑戦やルールが作られている。

人類が多様であることに生き残りをかけているような気がする。

世の中が不安定だからこそ、多様な考えや行為が求められているのかもしれない。

ジャンプやスノーボードを見ていると、人間が鳥になるのではないのかと錯覚する。

芸術や科学でも同じことなのだろう。

そこにまがい物も登場するので、注意が必要だ。

今日も論文の査読が持ち込まれているが、読む側も慎重になってしまう。

オリンピック選手が語るように、楽しくやりたいと思う。

若者とともに、おじさんも頑張るのだ。
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2月7日(金)のつぶやき

2014-02-08 08:48:45 | 物語
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夢(38)

2014-02-07 10:48:56 | ButsuButsu


スポーツに科学に芸術に、今、日本の若者たちが元気だ。

私が若いころには考えられなかったことだ。

もう一つ目につくことは、快挙を成し遂げた若者たちが「支えてくれた人のおかげだ」と必ず感謝の言葉を言うことだ。

驚くべきことだと思う。

いったい何が起こっているのだろうか。

彼らのチャレンジと成果を賞賛すると同時に、なぜこのような現象が起きているのかをきちんと分析する必要がある。

今の10代から20代にかけての若者たちが成長する過程で、何が起こったのだろうか。

自分の過去と比較してみるとよくわかる。

私が大学に入ったのは1970年だ。

当時は学園紛争に明け暮れていた。

大学に残っている教授陣の多くは、あまり質的によくなかった。

きちんとした教育をしてもらった記憶は少ない。

必然的に独学が主体だった。

問題は、正しい方向性を指示し、必要なバックアップを与えてもらえなかったことである。

自分で問題に向き合い、自分で解決してきた。

そのことによって、厳しい世界で生きる力を獲得できたし、この国に何が足りないのかを知るきっかけにもなった。

1970年から1990年にかけて、我が国にはよい指導者を作りだす環境があった、と言うことなのだろう。

その結果、今の子供たちにはよい指導者がいる。

一つのことを持続できる社会的、経済的ゆとりがある。

そのことで、迷うことも少なくなってきている。

多様な能力を見つけ、育て、評価できる社会システムがやっと整ってきたように思う。

そういう意味で、戦後の教育成果がやっと花開いて来たようだ。

20台後半になる私の3人の子供たちを見ていても、大丈夫かと思うぐらいのびのびとした高校時代や大学時代を送ってきた。

受験勉強に明け暮れた自分の学生時代とは比較にならない。

でも、それなりにしっかりと成人した気がする。

ヒッピーのように世界に乗り出した我々の時代を肥やしとして、今の若者はやりたいことへまい進している。

世界を相手にして臆するところがない。

多様な価値観を受け入れ、若者に多くの選択のチャンスを与えられる社会を維持したいものだ。

私は、あまり教育制度を改変することに賛成ではない。

少なくとも、価値観の押しつけだけはしてほしくない。

せっかく育ってきた、のびのびとした若者を、枯らしてはならないと思う。

これまでの教育が間違っていなかったことを、今の若者の活躍が物語っている。

もう一度「窓際のとっとちゃん」を読んでみたい。
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2月6日(木)のつぶやき

2014-02-07 08:23:29 | 物語
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夢(37)

2014-02-06 19:01:46 | ButsuButsu


びわ湖トラストでは、4月21日に、車イスの人たちを琵琶湖へ招待することにした。

これまでの湖上クルージングは、親子を主として来たが、今回は初めて車イスの人を対象とした。

それには思いがある。

ハンディキャップがある人は、なかなか琵琶湖と触れ合うチャンスがない。

そういうチャンスを作らない限り、湖上へ出かけることはできない。

私が5年前に事故をしたときに、しばらくの間、車イスに乗った。

その時に知ったことがある。

健常者が、身体障害者と付き合う時に、2種類あることだ。

上から目線と、同じ目線だ。

上から目線の人は、かわいそうに、という言葉をよく使う。

でも、ハンディキャップのある人は、案外にそれを嫌がる。

普通に接してほしいのだ。

普通の人間として、普通に付き合うこと。

一番大切なことは、相手がしてほしいことをしてあげることで、できるだけそれを察してあげることだ。

だから、今回は、車いすの人にチャンスを作る。

行きたくても行けない琵琶湖へ出かけるチャンスを。

そうすれば、身近に自然と触れることができる。

当日は、良い天気であることを祈っている。
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2月5日(水)のつぶやき

2014-02-06 08:38:16 | 物語
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夢(36)

2014-02-05 09:19:01 | ButsuButsu


琵琶湖の湖底から大量のガスが噴出している。

ここは最深部に近い水深101mの場所だ。

ガスの採取が出来ていないので成分は不明だが、たぶんメタンガスではないかと思っている。

このガスがどこから来ているかが興味深い。

今年は集中的な調査をぜひ行いたいと考えている。

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