去年は日本中でクマの出没が騒がれた年でしたね。
飛騨地域もクマの事件が相次ぎました。
私も2回目撃しましたし、OZ-akiさんも釣りの最中に、川を横切るクマを見たとおっしゃっていました。
クマについて強く意識する年でした。
そんな中、ある知人が、一冊の本を紹介して下さいました。
「となりのツキノワグマ」
長野県を舞台にした動物写真家の宮崎学さんの著書です。
「ツキノワグマは全国で10,000~15,000頭しかいない希少動物で、年々減少しているから、近い将来、絶滅が心配されている」「山が荒廃しているから、ツキノワグマはえさをもとめて、里にでてきてしまう」
こんな言説がもう何年もの間、テレビや新聞でまことしやかに論じられている。そのため多くの人が、それを鵜呑みにしまっているようだ。
しかし、本当にそうだろうか?
(本書まえがきより引用)
という疑問から始まる、著者のカメラを使った調査により、ツキノワグマが人間の居住地域にも頻繁に出没していることが確認されます。そして著者は、現状ではかなりの数が生息していると確信しているようです。
養魚場のニジマスを食べる様子や、果樹園で捨てられたナシを食べにくる様子、夜に高速道路のすぐ際の栗の木にやってきて栗を食べる様子等、この本に使用されているリアルな写真によりツキノワグマの生態もよく分かります。
また、ツキノワグマの行動を理解するとその森での(生態系での)役割、意義が見えてきます。
この本を読むとツキノワグマがとても身近で愛着があるものと感じられるかもしれませんが、人を殺す能力も備えた危険な動物であることを忘れてはいけませんね。
渓流釣りを楽しむ者にとっては、何時出会うかもしれないツキノワグマ。ツキノワグマの置かれた現状やその生態を理解しておいて損はないと思います。むしろ、積極的に知っておくべきなのかもしれません。
おすすめできる本です。機会があったらぜひご覧になってください。
私の下手なレビュー記事よりも、宮崎学さんのウェブサイトをご覧になられる方が良いかも知れません・・・
森の365日
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私も2回目撃しましたし、OZ-akiさんも釣りの最中に、川を横切るクマを見たとおっしゃっていました。
クマについて強く意識する年でした。
そんな中、ある知人が、一冊の本を紹介して下さいました。
「となりのツキノワグマ」
長野県を舞台にした動物写真家の宮崎学さんの著書です。
「ツキノワグマは全国で10,000~15,000頭しかいない希少動物で、年々減少しているから、近い将来、絶滅が心配されている」「山が荒廃しているから、ツキノワグマはえさをもとめて、里にでてきてしまう」
こんな言説がもう何年もの間、テレビや新聞でまことしやかに論じられている。そのため多くの人が、それを鵜呑みにしまっているようだ。
しかし、本当にそうだろうか?
(本書まえがきより引用)
という疑問から始まる、著者のカメラを使った調査により、ツキノワグマが人間の居住地域にも頻繁に出没していることが確認されます。そして著者は、現状ではかなりの数が生息していると確信しているようです。
養魚場のニジマスを食べる様子や、果樹園で捨てられたナシを食べにくる様子、夜に高速道路のすぐ際の栗の木にやってきて栗を食べる様子等、この本に使用されているリアルな写真によりツキノワグマの生態もよく分かります。
また、ツキノワグマの行動を理解するとその森での(生態系での)役割、意義が見えてきます。
この本を読むとツキノワグマがとても身近で愛着があるものと感じられるかもしれませんが、人を殺す能力も備えた危険な動物であることを忘れてはいけませんね。
渓流釣りを楽しむ者にとっては、何時出会うかもしれないツキノワグマ。ツキノワグマの置かれた現状やその生態を理解しておいて損はないと思います。むしろ、積極的に知っておくべきなのかもしれません。
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