Forest Sync.(水と光の幻影)

何時も季節を感じていたい・・・
飛騨高山発信フライフィッシングのブログです。

静かな渓のHybrid

2008-09-29 21:23:29 | Fly Fishing

この小さな魚の画像をよく見てください。4枚とも同一個体です。









イワナとアマゴの交雑種だと思われます。

特徴を文章にすると、
イワナの白点、アマゴの黒点が無く、背はイワナの色の地にアマゴの黒点を滲ましたような紋様。
パーマークは、イワナよりはっきりしていて、アマゴよりはぼんやりしている。
体形は、イワナとアマゴ両方の特徴がある。
各ヒレの朱色は、アマゴのように鮮やか。
と、いったところ。

9月27日の釣り納め釣行の時の獲物のなかの1匹です。この魚を釣る手前でも同じサイズをバラしていますが、一瞬見た印象では同様の魚でした。(たぶん兄弟)

過去に、この魚を釣った知人が数名いますが、私は初めてです。

佐藤成史氏の名著、「瀬戸際の渓魚たち」に、イワナとヤマメの交雑種の記載があるので、興味がある人は、是非、読んでみてください。
この本は、タイトルにあるとおり、キリクチやゴギなどの貴重な渓魚の個体群が置かれた現状についてのものですが、Hybridについてはその出現自体が問題のある事例として紹介されており、他の章とは趣が異なります。




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静かな渓のイワナ(釣り納め)

2008-09-28 18:35:52 | Fly Fishing

9月27日は、急に寒くなった。釣り納めだ。

林道から簡単に入渓できる手軽な渓を選んだのは、先日の釣行の筋肉痛が残っていることもあったし、最後はのんびりとしたいという思いもあった。

この渓は、シーズンを通して釣人も多いだろうし、始めから大きな期待はしていない。去年のこの時期も、釣行先の候補に挙げていたが、結局行かなかったところだ。

渓沿いの道に、一台だけ停めてある車を見たが、今日の先行者は少ない様子だ。

その車から下流側に十分な距離をとったところから、渓に入った。12時になったところだ。ペースを上げても、先行者の車があった所までは辿り着くのは無理だろう。

それにしても寒い。晴れの予報だったが曇っている。陽が差せば少しは暖かくなるかもしれない。

すぐに瀬でライズを見つけたが、相当スレているのだろう、針に掛けることはできなかった。その魚を諦め、上流に向かった。

時々、フライに出てきた。針掛かりすることもあれば、バレることもあった。


このイワナは、ヤマト系だろうか?








この日一番の獲物。(とは言っても、24cmですが)


ツチガエル(たぶん)。もうすぐ、冬眠。


夏には夕暮れ時に咲く花だけど、涼しいので昼間から咲いていた。


17時少し前、渓を後にした。

まずまずの結果だった。


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深まる秋

2008-09-26 21:58:00 | Fly Fishing

渓流シーズンも残すところ、あとわずか。

OZ-akiさんの釣行計画にご一緒させていただきました。

目的の渓までは、かなりの歩行を要します。軟弱な私一人での単独釣行は絶対ありえません。

渓に着いたとき、正直、足は棒の様。

足を休ませつつ、二人で渓を眺めていると、いきなりライズでお出迎え。

そのライズは、OZ-akiさんが、しっかりゲット。

その後も、次から次へと、不思議なくらいイワナが出ました。まるで誰かが魔法をかけたように…











まだまだ、釣れそうだけれど、帰りの時間を考慮し、退渓。

帰り道の途中に降ってきた冷たい雨は、寒い冬の訪れを暗示しているようでした。



OZ-akiさんのブログ「古都高山にて」へは、当ブログのブックマークからどうぞ

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ノギク

2008-09-23 16:01:34 | 花・植物・きのこ

一口にノギクと言っても、何種類もあるそうです。

渓流が禁漁期に入る頃に咲くので、この花を見ると寂しさを感じます。



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coffee + rain

2008-09-21 22:23:23 | foods

今日は1日中雨のようで、釣行は諦めました。
そのかわり、コーヒーを飲むために出かけました。

私はコーヒーのカフェインに敏感なようで、飲むと夜眠れなくなったりするので、普段はあまり飲みませんが、時々、美味しいコーヒーを飲みたくなります。

ガソリン高騰のこのご時世、コーヒー1杯のためにどこまで行くのを許容するか、という問題は残りますが・・・(もちろん釣りなら躊躇せず出掛けます)

行き先は、飛騨市神岡町。すでに廃線になった神岡鉄道の奥飛騨温泉口駅の駅舎で営業している「あすなろ」。
自家焙煎していて、高山市内でもここの豆を使っている喫茶店があります。

扉を開けたときのコーヒーの香りだけで、よい店だと判ります。
深炒りから浅炒りまで、20種ほどの名前がメニューに載っています。私は深炒りの方が好きなので、イタリアンブレンドにしました。どれを選んでも間違いないでしょう。
自家製チーズケーキも、絶品です。

ハンドピックドと言って、カビや虫食いといった味を悪くさせる豆を手作業で取り除いているとのことであります。
カビや農薬で汚染された米をそうと知ってて平気で売りさばく人達やそれを黙認するお役人達とは、えらい違いです。

コーヒー好きの方、近くにお越しのときは、ぜひ立ち寄ってみてください。


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上高地のオビカゲロウ

2008-09-17 21:20:50 | 獣・野鳥・生き物

皆様は、9月13日付の中日新聞36面の記事、「上高地のオビカゲロウ」をご覧になられたでしょうか?
上高地を水源とする梓川は、長野県を流れ、新潟県を経て日本海に注いでいるが、2万6千年前までは、上高地で湧き出た水は岐阜県側を流れ、高山付近を経て富山湾に流れていた。流路が変わったのは、焼岳の火山活動等によるもので、地質の解析などによりそう推測されていたが、オビカゲロウの遺伝子分析からその事実が裏付けられたというもの。
上高地のオビカゲロウの遺伝子情報と高山のそれとは共通していたが、現在の梓川流域のそれとは、差異があるとの、調査結果が出されたのだ。


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秋風の吹く渓で…(evening version)

2008-09-16 22:34:56 | Fly Fishing

9月10日の釣行については、先日アップした通りですが、続きがあります。

最初は、午前中の釣りを終えたら、リベンジのため、9月6日、ishiharaさんと訪れた川に向かおうとも、考えていましたが、中途半端な時間になり、断念しました。

その代わりに、今年イブニングに何度も通った近くの川に行ってみました。

心地よい風が吹いています。

この日も、陽が沈んでからライズが始まりました。

でも、大きな渓魚はいないようです。





2匹のイワナが釣れました。

来シーズン、もっと大きくなって、再び私のフライを咥えて下さい…


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名も知らぬ花

2008-09-15 15:50:55 | 花・植物・きのこ

先日の釣行の時、川岸で咲いていたのを見つけた。

私はこの花の名前を知らない。

どなたか御存知ですか?



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秋風の吹く渓で…(September10)

2008-09-12 22:47:50 | Fly Fishing

私が日頃釣行しているところは、9月10日が最終日。
都合良いことに、たまたま仕事は休み。

秋らしいよい天気になりそうだ。

釣行先をどうしようか迷ったが、春によく行く気に入りの渓に向かった。
雪代が終わり急に暖かくなる頃は、楽しい釣りができるのだが、入渓者が多くてすぐにスレてしまう。持ち帰る人も多いのだろう、夏にはほとんど釣れなくなる。
それでも、涼しくなるとフライを追うようになるから、不思議だ。

最終日だけのことはある。目的の渓に向かう途中、(その渓の本流沿いの道を進むのだが)川の近くに止めてある車を何台も見かけた。

目的地に到着したのは9:30頃。さいわい、いつも車を止める場所は空いていた。



釣り始めると、まもなく小さなイワナが釣れた。その後も、退屈しない程度にアタリがある。



やはり先行者はいないようだ。砂の上にたくさんの足跡を残している猪以外には・・・



新鮮な?うんちまで残している。



流木の影から、飛びついてきた。



大きさはともかく、尾びれの大きい綺麗な魚体だ。よい子孫を残してほしいと思う。



近くに動物の骨が落ちていたので、一緒に撮ってみた。

昼頃に納竿のつもりだったが、イワナ達の反応が良かったので、もう少し粘ってみた。



最後に釣れたのは、27cmのオスイワナ。この渓では十分な大きさだ。



帰り道、サクラシメジを見つけた。

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岩魚をめぐる冒険

2008-09-09 22:30:04 | Fly Fishing

9月7日、OZ-akiさんと釣行しました。

最初私が案内した渓はパッとせず、OZ-akiさんの提案で、ある小さな渓へ向かいました。

そこでは、ネイティヴと思われる綺麗なイワナ達が迎えてくれました。

聞けば、この素敵な渓は、まったくの偶然から見付けたとのこと。

雨が降ってくるまで、夢中で釣り上りました。



OZ-akiさんのブログ・古都高山にて

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