昔の話だけど、結婚が決まったとき、身近な友人から驚かれた。冗談半分だろうが、私が結婚不適格者だとも言われた。それでも、特に腹を立てなかったのは、自分でも、そうではないかと、何となく思っていたからだろう。
やがて子供が生まれた。クリスマスには、人並みに、プレゼントを枕元に置いたりした。少し大きくなると、
子供は、煙突が無いのにどこから入ってきたのかと、訝しがったりしたが、適当な事を言い誤魔化すと、それ以上は詮索せず、喜んでいた。
その頃、母親達が、うちの子供はまだサンタクロースを信じているとか、いつまで信じていてくれるのか、などと会話をしているのを、時々耳にした。
子供が成長すると、年下の子や友達を名指しで、あの子はまだサンタクロースを信じているみたい、夢を壊すと悪いから本当のことは言わなかった、などと話すようになった。
そんな話を聞くたび、多くの子供がサンタクロースを信じているんだなぁと、感心した。
私が子供の頃は、サンタクロースがいるなんて信じたことがなかった。物心がついた頃から一度もないと断言できる。親の演出不足も理由の一つだろう。しかし、親がどんなに頑張っても、信じることは出来なかったと思う。
私の住む家はもちろん、近所のどの家にも、人間が通り抜けることが可能な大きさの煙突なんて無かったし、トナカイに引かれたソリに乗ったサンタクロースが空を飛んでいるイラストをよく見たけど、飛行機でも鳥でもない、翼を持たないものが、空を飛べるとは考えられなかった。極め付けは、12月になると連日のように新聞に折り込まれるオモチャのチラシだ。(折り込みチラシの印刷されていない裏面に絵を描くのが好きだったのでいつもチラシをチェックしていた)サンタクロースがプレゼントを届けるというのなら、オモチャのチラシもサンタクロースに渡せばいいのに・・・
サンタクロースにまつわる話に、幼い私はいつも様々な矛盾を感じていた。
他の童話と同じだった。オオカミに喰われた赤ずきんちゃんとおばあさんが、切り開いた腹から生きたまま出てくるなんてありえない。喰われるときに喰いちぎられ、咀嚼されてしまうからな。
こんなことを言ってるから、結婚(=家庭を築く)不適格者と言われるのかもしれない。
もちろん、世の中には、はっきりさせるよりも曖昧なままの方が良いことがたくさんあることは、理解しているつもりだ。
穿った考えかもしれないが、サンタクロースなんていないとわかっていても、プレゼントが欲しいからとか、子供がサンタクロースを信じていると疑わず、一生懸命茶番を演じている大人達を気遣って、信じているようなふりをしている子供も、中には、いるだろうな。まぁ、信じている事にしていた方が、何かと都合がよさそうだ。
いずれにせよ、サンタクロースを信じた子供達は、やがて、その正体が親の愛だったのだと気付くのだろう。
クリスマスの日、親の虐待で子供が命を落とした事件が報道された。
サンタクロースを信じることも許されず、ささやかな幸せも与えられないまま、この世を去った子供のことを思うと、涙がこぼれた。
やがて子供が生まれた。クリスマスには、人並みに、プレゼントを枕元に置いたりした。少し大きくなると、
子供は、煙突が無いのにどこから入ってきたのかと、訝しがったりしたが、適当な事を言い誤魔化すと、それ以上は詮索せず、喜んでいた。
その頃、母親達が、うちの子供はまだサンタクロースを信じているとか、いつまで信じていてくれるのか、などと会話をしているのを、時々耳にした。
子供が成長すると、年下の子や友達を名指しで、あの子はまだサンタクロースを信じているみたい、夢を壊すと悪いから本当のことは言わなかった、などと話すようになった。
そんな話を聞くたび、多くの子供がサンタクロースを信じているんだなぁと、感心した。
私が子供の頃は、サンタクロースがいるなんて信じたことがなかった。物心がついた頃から一度もないと断言できる。親の演出不足も理由の一つだろう。しかし、親がどんなに頑張っても、信じることは出来なかったと思う。
私の住む家はもちろん、近所のどの家にも、人間が通り抜けることが可能な大きさの煙突なんて無かったし、トナカイに引かれたソリに乗ったサンタクロースが空を飛んでいるイラストをよく見たけど、飛行機でも鳥でもない、翼を持たないものが、空を飛べるとは考えられなかった。極め付けは、12月になると連日のように新聞に折り込まれるオモチャのチラシだ。(折り込みチラシの印刷されていない裏面に絵を描くのが好きだったのでいつもチラシをチェックしていた)サンタクロースがプレゼントを届けるというのなら、オモチャのチラシもサンタクロースに渡せばいいのに・・・
サンタクロースにまつわる話に、幼い私はいつも様々な矛盾を感じていた。
他の童話と同じだった。オオカミに喰われた赤ずきんちゃんとおばあさんが、切り開いた腹から生きたまま出てくるなんてありえない。喰われるときに喰いちぎられ、咀嚼されてしまうからな。
こんなことを言ってるから、結婚(=家庭を築く)不適格者と言われるのかもしれない。
もちろん、世の中には、はっきりさせるよりも曖昧なままの方が良いことがたくさんあることは、理解しているつもりだ。
穿った考えかもしれないが、サンタクロースなんていないとわかっていても、プレゼントが欲しいからとか、子供がサンタクロースを信じていると疑わず、一生懸命茶番を演じている大人達を気遣って、信じているようなふりをしている子供も、中には、いるだろうな。まぁ、信じている事にしていた方が、何かと都合がよさそうだ。
いずれにせよ、サンタクロースを信じた子供達は、やがて、その正体が親の愛だったのだと気付くのだろう。
クリスマスの日、親の虐待で子供が命を落とした事件が報道された。
サンタクロースを信じることも許されず、ささやかな幸せも与えられないまま、この世を去った子供のことを思うと、涙がこぼれた。
サゴシ(サワラの幼魚)やフクラギ(ブリの幼魚)が釣れていると、某釣具屋のネット情報を見たので、先日、天気予報を確認し、ある堤防に行ってきました。
冬の北陸は晴れる日が少なく、貴重な釣行です。
冬の道の早朝のドライブは億劫なので、遅めに出発しました。
9時に釣り場に到着しましたが、すれ違いで帰っていく釣り人たちが、サゴシを数匹ぶら下げています。
ちょっと遅かったかなぁ。
雪の山に見守られての釣り。
釣り始めた頃は、上の方に雲が掛かっていたけど、段々晴れてきました。綺麗ですね。
波も弱く穏やかな海面です。
しばらくは、釣れない時間帯が続きましたが、突然、キジハタが釣れました。続けて3匹も・・・
青物狙いなんだけど、これはこれで嬉しい。
朝は着込んでいましたが、暖かくなり、上着を脱いで続けます。
お昼頃になると、ナブラ(小魚を捕食する魚で水面がざわめく様子)が発生。
ただ、射程距離にはなかなか入ってきません。
粘って、なんとか、フクラギを1匹。(小さいけど)
その後は、ナブラも無くなってしまい、納竿としました。
ナブラが好発していたのに、チャンスを十分生かしきれなかったというのが、残念でした。
帰路の途中、富山市内から夕映の山のショットを。
フクラギは刺身にし、アラはブリ大根風に。(少しだけど)
キジハタは2匹を刺身にし、骨に残った身も塩を振って炙り、食べました。(可食部分はごく僅かですが)
あと1匹のキジハタは、姿のまま、酒蒸しにしました。
海の恵みを無駄なく頂きました。
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以前にもご紹介したことがあります。
Cocteau Twins
既に解散していますが、私が大好きなバンドの一つです。
Cocteau Twins が奏でるクリスマスソングを2曲リンクしておきます。
どちらもよく知られたクリスマスソングのカバーです。2曲が1枚に収まったシングルCDが販売されたようですが、私は持っていません。
企画盤 (Lullabies to Violaine: Singles & Extended Plays 2 )に2曲とも収録されていて、こちらを持っています。
(Plays 1)もあります。どちらも2枚組みでたくさんの曲が聴けます。
以下、Youtube へのリンクです。耽美的サウンドをお聴きください。
Frosty The Snowman
Winter Wonderland
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梨木香歩さんの作品が好きだと以前も書きましたが、代表作である「西の魔女が死んだ」はまだ読んでいませんでした。映画化されているようですが、そちらも見たことはありません。
先日、図書館で画像のハードカバーを見つけ、借りました。
借りてから気付いたのですが、今春、新しく出版されたものでした。初版は1994年に発行されていますが、今回、書き下ろしを含む3篇の短篇も収録し新装幀となっています。
訳あってしばらく祖母と暮らすことになった少女が、その生活の中で自身の心を探り成長していく物語です。
少女と祖母とのふれあいが、繊細で美しく描かれています。
二人の日常は、ある意味ありふれたものだけど、それは、日本の現代社会において急速に失われようとしているもののように思います。
それ故、この時代にリニューアルされたことに、大きな意義を感じます。
初夏の渓流でしばしば出逢う、朴の花、きゅうり草、銀竜草といった私の好きな花が、印象的に登場し、個人的には、そのあたりにも、親近感が湧きました。
また、先日、キッシュを作った記事をブログに載せましたが、キッシュの材料の買い物を済ませた後、読みかけのこの本の続きを読むと、キッシュを作って食べる場面が出てきて、不思議な偶然を感じました。
添えられた3篇の短篇は、どれも「西の魔女が~」に繋がる話です。こちらも素敵なお話で、本編に一層の深みを与えています。
新たに添えられたあとがきも、感慨深いものがあります。
とりあえず、中学生の娘に薦めましたが、ご年齢関係無く皆様にお薦めしたいと思います。
他に、梨木香歩さんの作品で、私にとって印象深いものは、
・家守綺譚・冬虫夏草
・海うそ
・ピスタチオ
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手作り家庭料理を題材にしたブログがたくさんありますが、時間とか予算の制約がある中でも工夫を凝らして素晴らしいものを作られている方も多いです。私は食べ物に対する好奇心が旺盛なので、そういったブログを楽しく拝見しています。
美味しそうと感じても、真似て作ることはあまりありませんが、先日、拝見したブログで、じゃがいもときのこのキッシュ風というのがあって、これなら私にも作れそうだと思い、挑戦してみました。
参考にしたブログ記事と全く同じというのではありませんが。
相違点は、タマネギが好きなので追加したこと、クラッカーを使い底をパイ生地っぽくしたこと、(用意していたのに)きのこを入れ忘れたこと等です。
見た目は冴えませんが、予想以上に美味しくできました。
有り難うございました。
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美味しそうと感じても、真似て作ることはあまりありませんが、先日、拝見したブログで、じゃがいもときのこのキッシュ風というのがあって、これなら私にも作れそうだと思い、挑戦してみました。
参考にしたブログ記事と全く同じというのではありませんが。
相違点は、タマネギが好きなので追加したこと、クラッカーを使い底をパイ生地っぽくしたこと、(用意していたのに)きのこを入れ忘れたこと等です。
見た目は冴えませんが、予想以上に美味しくできました。
有り難うございました。
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休憩しながら山頂の静寂を楽しみましたが、何しろ、今は、最も日暮れが早い季節。15時を過ぎたところで、帰路につきました。
帰りは谷川コースを通りますが、谷川はありません。谷側の意でしょうか?
あずま屋があります。
梁が齧られています。聞くところによると、熊の仕業だとか。無数の釘が打ち込まれているのは、これ以上齧られない為でしょうか。
斜面の雪の隙間には、コケやシダが・・・
こんな季節でも、枯れずにいるのが、愛おしい。
ささやかなイルミネーション。
登山口に戻った頃、辺りは、既に薄暗くなっていました。
レトロな街灯は、観光地ならではの演出ですね。
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奥飛騨温泉郷の中でも情緒ある温泉地と知られている福地温泉。
福地山はその名の通り、福地温泉から登る山です。
本でも読んで過ごそうかと思っていたのですが、意外と天気が良く、どうしても出かけてみたくなり、この山に登ってみることにしました。
何しろ、遅い出発なので、登山口に着いたのは、正午近く。
想定内ではありますが、その頃には雲も出てきて、山頂からの眺望は微妙な感じになってきました。
登り始めてしばらくは、植林の中を通る暗い道。
途中からは、広葉樹の林になります。大きな木は少ない。
憮然平の篠原無然像。この辺りになると、それなりに雪があります。
分岐。2本の道はいずれ合流します。
尾根コースには踏み跡が無く、こちらを通ってみました。念のためスノーシューを持って行きましたが、使う程の雪ではありませんでした。
曇り空の山頂は、風も無く不思議な静寂に包まれていました。
北アルプスの山々が見えます。
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福地山はその名の通り、福地温泉から登る山です。
本でも読んで過ごそうかと思っていたのですが、意外と天気が良く、どうしても出かけてみたくなり、この山に登ってみることにしました。
何しろ、遅い出発なので、登山口に着いたのは、正午近く。
想定内ではありますが、その頃には雲も出てきて、山頂からの眺望は微妙な感じになってきました。
登り始めてしばらくは、植林の中を通る暗い道。
途中からは、広葉樹の林になります。大きな木は少ない。
憮然平の篠原無然像。この辺りになると、それなりに雪があります。
分岐。2本の道はいずれ合流します。
尾根コースには踏み跡が無く、こちらを通ってみました。念のためスノーシューを持って行きましたが、使う程の雪ではありませんでした。
曇り空の山頂は、風も無く不思議な静寂に包まれていました。
北アルプスの山々が見えます。
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スーパーで見かけて、買ってしまいました。
チューブ入りの小倉あんがあるなんて、今まで私は知りませんでした。
小倉トーストにするのが、最も真っ当な食べ方だと思いますが・・・
それだけでは、勿体無い気もします。
さて、何につけて食べよう?
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製造元の井村屋さんは、先日、東証、名証2部から、1部に昇格したそうです。
チューブ入りの小倉あんがあるなんて、今まで私は知りませんでした。
小倉トーストにするのが、最も真っ当な食べ方だと思いますが・・・
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