Forest Sync.(水と光の幻影)

何時も季節を感じていたい・・・
飛騨高山発信フライフィッシングのブログです。

久しぶりにフライを補充

2023-06-20 21:17:28 | Fly Tying
過去に何度も同じようなことを記しましたが、ここ数年、以前ほどフライを巻く意欲がありません。

それでも、フライボックスの中が寂しくなると、必要に迫られ巻くことになります。

まずは、CDCをウィングに使った、ダンパターン。



オオクママダラあたりをイメージしているのですが、今年の羽化のピークは過ぎてしまった感じです。

出番は来年かも。

このからし色のCDCは、在庫処分の叩き売り状態だったものを購入。

この色は確かに売れ残るだろうなぁって思いながら買ったのだけど、実際使ってみると、悪くない。

少なくともオオクママダラ亜成虫の翅の色とは違うけれど、視認性ありきの蛍光色のような不自然さが無い割には、なかなか見易いのです。

次にウェットフライ。

これもオオクママダラの羽化の頃に特に効果が高いけど、シーズン始めから終盤までいつでもよく働いてくれます。



ウィングもテールも無い、シンプルなもの。

パートリッジ&オレンジというトラディショナルパターンがあるけど、それに近い。

ボディ材をフロスからウールに置き換えた感じです。

ウールはオレンジ以外にオリーブも。

ボディ材にフェザントテイルやヘアーズイヤーを使うこともあります。

ハックルのパートリッジは根元のモサモサのとこまで使います。

とことんファジーな虫らしさを追求しているつもりではあります。






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雨と Wet Fly

2021-08-21 16:21:53 | Fly Tying
先週末、雨だったので釣りには行けず、フライを巻きました。



親水性のダビング材、ワイヤーのリブ、パートリッジのハックルといった簡素なもの。

晴耕雨読という言葉がありますが、フライフィッシャーの理想は晴釣雨巻。

晴れたら釣に行って、雨が降ったらフライを巻くという意味です。


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Down & Across

2021-08-11 21:30:07 | Fly Tying
フライフィッシングを始めてからずっと、ドライフライ一辺倒でしたが、いつの頃からウェットフライも使うようになりました。

夕暮れ時のライズポイントで、ウェットフライを流れに乗せます。

ダウン&アクロス。軽くテンションを掛け、水流より少しだけゆっくり流します。

リーダーが張っているところに、ガツンと喰ってきて、反転されると、細いティペットだと切られてしまいます。

何度も悔しい思いをしました。

油断してドライフライを結んでいたときのティペットをそのまま使っていたりすると、こう言う目にあいます。

ウェットフライには伝統的な美しいパターンがいくつもあるのですが、私が巻くのはごくシンプルなもの。

ボディはウール、ダビング材、ピーコックハール、ヘアーズイヤー、フェザントテイルなどに、補強を兼ねたワイヤーのリブ。

テイルやタグは省略。ウィングも省略して、ボディ以外はパートリッジのソフトハックルのみ。

過去に苦い思いをしたあの場所に、再挑戦しようと企んでいます。


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Blue Blue Blue - 谷山浩子


この曲、過去にも貼り付けたことがあります。たぶん。
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フライの準備を少しだけ

2021-02-24 18:54:45 | Fly Tying
3月1日の渓流解禁が近づいてきました。

近年は、先ず蒲田川に行くというのがパターンでしたが、今年は行かないつもり。

解禁したら、気が変わって行くかもしれませんが。

天候だとか諸々の条件次第ですね。

蒲田川とは別に、4月になったら行こうと去年から決めていた渓があります。



その時の為のフライを少しだけ巻きました。

種類を特定していませんが、カゲロウの亜成虫を意識したものです。

まだちょっと足りません。

カディス(トビゲラ)とストーンフライ(カワゲラ)のパターンも巻くつもり。

ニンフを用意しておこう・・・



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フライタイイング晩夏イワナ用

2020-08-29 11:58:27 | Fly Tying


フライ品切れなので、タイイングしました。

今回、ウレタンフォームビートルを初めて巻いてみました。

効果は如何に?



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夕暮れのひとときの為に

2020-05-10 19:58:08 | Fly Tying
久し振りにフライ巻き巻き。

これからの季節、毎年、イブニングライズを狙う釣りに夢中になります。

その時、最も活躍してくれるのが、CDCダン。

こればかりは外せません。

タイイングが容易なのも有り難いです。

難点は、濡れてしまうと厄介なことと、耐久性が無いこと。

それと、(近くにフライショップが無いので)良質なCDCを入手するのが困難で、コストもかかること。



さぁ!デカい渓魚たちをおびきよせてくれたまえ!!


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シロハラコカゲロウ

2020-02-22 23:51:00 | Fly Tying
解禁当初の蒲田川で、ライズの釣りのキーとなるシロハラコカゲロウ。

そのフライについて記す前に、シロハラコカゲロウの羽化の形態について説明いたします。

水中にいるシロハラコカゲロウのニンフ(幼虫)は泳いで水面まで浮上し、水面にぶら下がるようにして、羽化し、羽化した亜成虫は水面にポッカリ浮かび翅が乾いたら飛び立ちます(水面羽化)。
他には、ニンフが水面に出ている石などに登り羽化する種類(陸上羽化)、水底で羽化し亜成虫になってから水中を泳ぎ水面に達する種類(水中羽化)、といった形態があります。

シロハラコカゲロウの羽化とライズが確認できたら、サイズとカラーを合わせたCDCダンを結んで対応しています。

CDCダンはハックル無しなので、CDCのウィングが水面上に浮かびボディは水面に接してもしくは水面下を流れます。

この状態は羽化中のフローティングニンフ、あるいは羽化に失敗し翅を水面に捉われ水面から飛び立つことができないダンを、模していると言えると思います。(結果的に)

今回は、羽化に成功し、飛び立つ迄の間、水面張力により脚だけで高く浮かび翅を乾かしながら水面を流れている状態のダンを模したフライを巻きました。

キールのバーブレスフックに巻きました。

最初は想定通りに浮いてくれたとしても、数投しか保たないかも。



フライの効果が確認できるようなライズシーンに遭遇したいです。。



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マエグロヒメフタオカゲロウ

2020-01-26 20:34:35 | Fly Tying
解禁に向けて、フライタイイングを開始しました。

とは言うもののあまり気分は乗らず。

それでもバイスの前に座って・・・

まずは、マエグロヒメフタオカゲロウを意識したダンとニンフ。

マエグロヒメフタオカゲロウは早春に羽化します。

幼虫はいわゆる、swimmer (泳ぐタイプ)です。

石など水面に這い上がって羽化するので、イマージャーとかフローティングニンフのステージはありません。

その羽化の形態から、亜成虫(ダン)が水面を流下することはあまり無く、目立った羽化があっても、ライズが誘発されるとは限りません。しかし、羽化するのは多くの場合晴れた日のお昼過ぎ、この時期は風が強い日も多く、風に吹かれて水面に落ちたダンが捕食されることは良くあるのでしょう。

(佐藤成史さんのブログに、強風により鳥の捕食精度が低下するので、マエグロヒメフタオカゲロウは、敢えてそういった気象条件の時に羽化するのでは、という旨の興味深い記述がありました。)

マエグロヒメフタオカゲロウを喰っているのだと明確に分かったライズに、それほど多く遭遇したわけではありませんが、早春の釣りでとても印象深いカゲロウなのです。





バーブレスフック使用。(蒲田のC&R区間でも使えるように)

ダンの視認性は悪そうですね。

Metz のダークダンのハックルケープ、春のダーク系のドライフライに重宝したのですが、良く使う部分(#12〜#16)がスカスカになってしまいました。20年程使っているから仕方ありませんが・・・
これからどうしよう。




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Spinner

2019-06-10 21:08:25 | Fly Tying
渋いイブニングライズを攻略するために、フライボックスの中身は、多様なパターンで満たされている方が良いに決まっています。

ウイング材にコックネックハックルのティップを、用いたスピナーパターン。

今まで、あまり巻いたことの無いタイプのフライです。



スピナーとは、この場合、カゲロウの成虫(と、それを模したフライ)のことです。




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Floating Nymph (Drunella basalis)

2019-04-12 22:57:21 | Fly Tying
先日、ヘアーズイヤーについての記事を載せましたが、ヘアーズイヤーを使ったフローティングニンフも紹介しておきます。

サイズ #12のフックに巻いたフローティングニンフです。とは言っても形状はいわゆるパラシュートパターン。

オオマダラカゲロウの羽化を意識し、巻いたものです。

先週の奥美濃釣行の時は、オオマダラカゲロウの集中羽化は発生しませんでしたが、このフライは一定の効果がありました。



ハックルの処理など、ガサツなので、画像を載せるのもどうかと思いましたけど。

このシーズン、まだまだ働いてもらう予定です。



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