長い付き合いのある友人に教えられました。
高山市清見町の或る川の畔に彼の先祖が植えた桜の樹が生えていると。
彼の先祖は、相当古い時代、仏教を広めるために奈良からこの地に渡り居を構えたそうです。(彼の生家はお寺)よそ者なので、最初は、いつも水害に遭うような川の近くのこんな場所でしか、家を建てることができなかったらしいとのことでした。もちろん寺は水害の心配のない別の場所に移転していますが、川の畔には、その先祖が植えた桜が今でもあるというのです。
現地に行ってみました。
古い桜の樹は高山市に合併する前の清見村によって保護がなされており、その旨の表示がありました。そこにある立て札には、私が友人から聞いたような話が書いてありました。
風に散った花びらが川面に浮かぶ頃、ここでフライロッドを振ってみようと思います。