poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

早春・ワンオペ・ピーター逝く

2025-02-02 16:52:07 | music
先週から気になっていた公園の一角
毎朝この場所を通るたびに気になっていたシダーローズ
(ヒマラヤスギの実の先っぽ)
アウトランチの帰りに行ってみたら
誰かの作品だということがわかった
友だち見っけ!
ちょっとうれしかった出来事



予報とは少し違って冷たい雨になった日曜日です。
それを見越して昨日は、午前中に洗濯最優先で身の回りのことを済ませ
午後は充電…といっても、精力的に何かに取り組むだけのエネルギーはなく
お昼寝したり、ビデオを観たりの体たらくです。

今日は用事を一つ済ませたら、あとは気楽にのんびり過ごす予定でいました。
けれど、チャチャッと片付くはずだった電話料金改定に伴うコース変更の手続きに必要なデータが揃わず、しばし延期ということに。
…ンだよぉ〜と、心の中で呟いてしまったけれど、本当に久しぶりの降雨の中、ひっそりしっとりの静寂の中で、BGMはこれも久しぶりに聴くカザルスのバッハです。
気を取り直して、あれこれ小さな作業をしながら心を遊ばせることにしました。

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今年は2月2日が節分…ということは明日は立春ですね。
暖冬とはいえ寒い日が続くこの時期ですが、動物も植物も着々と春の準備を始めています。


画像中央にギョロ目で鶯色の小鳥
1週間前は満開だった木瓜の植え込みでメジロのカップルがエサを啄んでいた


明るい日差しの中で炎のように輝く枝
近づいてみると、剥がれかかった枝の薄皮だった
どの木も既に芽吹き始めている

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先月のことになりますが、PP&M(Peter Paul & Mary)のピーターが1月7日に86年の生涯をとじました。
でも「歌声は永遠に_A song will rise_」…彼らの歌は私の中にも確かに生きています。

大好きな楽曲はあまりにもたくさんあって一つに絞ることができませんので、ピーターの2つ目のソロアルバムの中から アルバムタイトルと同じ“That's enough for me”(1973)を貼りつけます。
ソロアルバムも含め彼らのアルバムのほとんどは手元にあるのですが、このアルバムだけはCD化されていないため聴く機会がないままに今日に至っています(友人にダビングしてもらったカセットテープは残しているものの、今となっては再生の術もなく、たぶんテープも劣化して再生不可の状態かも)。
Tall Pine Trees ※ をはじめ、このアルバムに収録された曲も、実は私の頭の中の古い引き出しに今でもしっかり入っていますけれどね。
蛇足ながら、Tall Pine Trees といえば、『屋根の上のバイオリン弾き』の Sunrise, Sunset に重なるものを感じていたのですが、ピーターのルーツがウクライナ系ユダヤ人にあったということから、なるほどと思うところがあります。
※訂正:Tall Pine Tree はもう一つのアルバム“Peter Yarrow” に収録されている曲でした。
大きな勘違い…失礼いたしました。




私のPP&Mへの思いは、マリーが亡くなった2009年のこの記事に綴っています。

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右手も徐々に回復しています。
カボチャを切ったり、大根の皮を厚く剥くことはまだちょっと怖いし、タオルを固く絞ることやスクリュー式の蓋を開けることなど、まだ若干の不自由はありますが、リンゴの皮は剥けるようになりました。
お箸も使えるようになったし、文字も普通に書けます。
棒針編みはまだ少し先になりそうですが、かぎ針編みなら行けそうです。
週明けの診察でギプスを完全に外せるはず…と、強気の観測中。
コメント (6)
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ワンオペ暮らし

2025-01-25 16:46:58 | 日々録
時々Kaiapuaと訪れるTORAYA TOKYO
味わい深い煉瓦の壁を眺め、しばし心を遊ばせる
小さな脱日常


一年で一番寒い季節とはいえ、今年はかなりの暖冬です。
心配な気候変動ですが、今年に限って言えば、晴天が続き雪が降らないことは何よりありがたく思います。
雪が積もると雪かきをしなくてはならないし、自転車通勤に支障はあるし。。。
完治していない手ではそれに対処できそうにもありませんから。

そんなことを思いわずらっていたら、今度は湯沸器の故障です。
10日ほど前から出湯管の接続部分から水が漏れるようになって修理を依頼。
3日前に状況を見てもらった結果、メーカー対応の範疇ということになり、今日修理が完了しました。
経年劣化したパーツの交換でしたが、購入から5年弱でこういうことはあまりないようです。
でも、壊れてしまったのだからしょうがない。。。

次はどんな問題が待ち構えているんだろう。。。
少々弱気になっていたら、ちょっといいことがありました。
電話工事と湯沸器修理をきっかけに、重い腰を上げて家の中を少し整理し始めたら、ひょっこり出てきたたのです!
いくら探しても見つからず、出先で落としてしまったに違いないと諦めていたお気に入りのペンダント&チェーン!
2年1か月ぶりの再会に、思わず手を合わせてしまいました。
この写真を見るたびにとても胸が痛むので、いっそ画像を捨ててしまおうかと思ったくらい…実はショックだったのでした。



ペンダントヘッドは一目ぼれで連れてきてしまったもの
チェーンは母が使っていたもの
羊のブローチは以前も紹介していますが、社会人になって最初に手に入れたアクセサリー>


頑張るといいことがある…ってことでしょうか。
これを機会に身の回りをもっと片付けなくては。
もちろん、周囲のたくさんの人たちに支えられながらではあるけれど、身の回りのことも家の中のことも、対外的なことも、そして仕事も…と基本的にワンオペの暮らしなのだから、気を抜くと物理的にも精神的にもあっちこっちが散らかっていきます。
一人で暮らすのは気楽な半面、他者に頼れることは限られるのです。
そんな文字通りの当たり前を改めて心に刻み、日々の暮らしを整えていかなくてはね。

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就寝時と外出時を除いて…という条件付きでギプスを外せるようになって6日が過ぎました。
仕事中はサポーターをつけて過ごしましたが、少し頼りない感じがするので、今日からしばらく弾力のある包帯を巻くことにしました。
それでも、ギプス装着時の不快さはなく、一歩前進です。
編み物も手に負荷がかかるのでもうしばらく我慢。
糸の整理をしたり、次の作品を構想したり(大袈裟だ!)、身辺の整理をしたり。。。
いわば暮らしの地ならしをすることに力を入れたいと思う次第。

そんなことを思っているうちに、もうすぐ確定申告です。
今年こそ早めに片付けてしまおっと!
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八方ふさがり…だったとしても

2025-01-15 15:30:17 | 日々録
その背中が語る何かに心が動いた
青銅の狛犬“吽”さんの後ろ姿
@諏訪大社 下社秋宮 2024年8月



ただいま帰りました!
あまりに長いインターバルを不審に思われた方もおいでかと思います。
すべて私の不徳の致すところ、迂闊の仕業です。
まずは事後報告から……。

〈報告…その1〉
年末の30日夜、お昼前には問題なく使えていたネットと電話が繋がらなくなりました。
帰省していたkenchen とパソコンの設定を確認したり、ルーターとパソコンそれぞれを再起動したり…。
考えられることをあれこれ試して様子をみましたが、うんともすんとも。。。
どうやらルーター(使い始めて16年)の故障だと思われたのですが、あいにく年末年始の休業期間に入ったばかり。
年明けの仕事始めを待って修理を依頼し、ルーターの交換に至ったのは1月13日。
電話回線は復旧したものの、肝心のインターネット接続がうまくいかず、結局今日に持ち越しとなりました。
今日は朝から電話とスマホであれこれ試し、最終的に電話でのサポートを申し込めたのが午前11時近く。
幸いお昼過ぎにプロバイダーとの電話が繋がったものの、すんなりとは行かず、一時はまた後日のオハナシかと泣きたくなりましたが、何とか40分ほどで問題解決となりました…やれやれです。

〈報告…その2〉
実はもう一つ、クリスマス前に右手第5中手骨にヒビが入るというアクシデントが発生しました。
室内での出来事です。
ちょっとした物を取りにフローリングの上をソックス履きで移動した際にうっかり…またもやうっかりです…スリップして何かに手足をぶつけてしまったのです。
いつものこと、大したことではないと、その後1時間ほど編み物をしました。
右手の小指側が少し痛いなと思いましたが、軽い打撲と都合よく解釈して手元にあった湿布剤を貼りました。

翌日は通常通り出勤し、湿布剤を処方してもらうべく仕事帰りに整形外科へ。
その段階で軽い腫れとわずかな内出血が見られ、念のためレントゲン撮影ということになりました。
ドクター曰く
「大丈夫。何ともなかったですよ…と言いたいところなんだけど、ここに白い線が見えますね。
 不全骨折といってヒビも骨折なんです。固定しますか?」
年末年始を控えていることもあり、最小限の固定をしてもらうことにしました。



装着直後の私の右手はこんな状態で、4週間の固定が見込まれるとのことでした。
お箸は持てますが、物をしっかり挟むことができないので、食事はスプーンとフォークで。
入浴時はラップとポリエチレン手袋で手首から先を覆い、簡単な調理や洗い物などは右手にゴム手袋を着けて凌いでいます。
そんなわけで、今年のお正月は例年以上の超簡略式(=超手抜き)になりました。
その後、入浴時にはギプスを外してよいということになり、来週前半に予定している受診で固定解除の見込みです。
予断はできませんが、この調子ならリハビリも必要なさそうです。

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以上のような事情で手仕事もできず、今年のお正月は読書三昧。
新年5日めの段階で、たまたま図書館で借りていた獅子文六氏の小説4冊を読み終え、20年も前の「ベスト・エッセイ集」を読み始めました。

獅子文六氏の表現は簡潔明瞭かつ軽妙ではあるものの、漢語が多く、時々辞書で意味や使い方を確認しながらの読書になりました。
曖昧な読み取りを避けるためです。
私の場合、特にここ数年はインターネットを媒体とする方法の手軽さから、書物に触れることが激減しています。
調べものも辞書や事典などの書物ではなく、ネット検索に頼ってばかりでした。
このままでは物を考え表現するチカラが衰えていく一方だということに漠然とした危機感を覚えてはいましたが、具体的な行動のないままに時を過ごしていたのです。
辞書をめくる作業は、知識欲のみならず眠っていた記憶にも心地よい刺激をもたらし、発想を広げてくれます。
優れたエッセイを読んでいると、筆者の着眼や感性の鋭さ、思考の深さ、豊かさ等々に心が揺さぶられます。
こんな楽しい世界から遠ざかっていた何年かの空白を取り戻したいと強く思いました。

限られた時間の中で効率よく情報を得るにはインターネットの機能は捨て難いものですが、しばらく遠ざかっていた書物の世界にはそれとは別の魅力があります。
どちらか一方に偏らず、上手に使い分けていくための自分なりのルールを作らねばです。
さらに言えば、今年は手作りの世界を少し広げていく予定もありますので、時間の使い方にも工夫や切り分けが必要です。


今年、私の干支は「八方塞がり」の年になるのだそうです。
昨年秋に友人と訪れた神社で得た情報です。
寺社参拝の習慣もなく、信仰心が極めて乏しい私ですが、この「八方塞がり」という言葉が妙に気にかかっていました。
そして、この度のアクシデントです。
本当に八方塞がりの一年なのかどうかも分からないし、まだまだ序の口なのかも知れません。
けれど、ネットが遮断された半月あまりを過ごす中で少し捉え方が変わってきました。
何か事が起きても、何らかの活路を見出すことができればいいのだと思えるようになったのです。
ピンチは転機であり、チャンスなんだから…。
能天気の太平楽、楽天的でおめでたくできている私の甘さがむっくりと起き出してきました。

たとえカラ元気でもないよりはマシ。
心を整え、まずは自分の思うところに従って行けるところまで行ってみよう!
のほほんとしているように見えても、やる時はやるんだよ!
そんな気持ちで、新しい年を過ごしていきたいと思います。

本年もよろしくお付き合いください。
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情報が多すぎます

2024-11-10 17:54:34 | ひとり言
公園で見かけたチカラシバ
紫色の輝きが美しい
周辺にはカゼクサもたくさん
ホトトギスやワレモコウも魅力的だが
私はやはりイネ科の植物が好き


朝夕めっきり寒くなりました。
あまりの寒さに昨日から緩めの暖房を入れています。
今までは勤労感謝の日あたりまで我慢できたのですが、今年の冬の訪れば急激です。

ある人に「老後はどこに住んでどんな暮らしがしたい?」と問われたことがあります。
(年齢からいえば既に老齢に達しているにもかかわらず)日頃そういうことを考えたこともなかった私は、唐突すぎる質問に一瞬戸惑いましたが、
次のように答えたように思います。

「野山に近いところで物を作る暮らしができれば幸せ。
 草木や空を眺め、虫や鳥の鳴き声を聞きながら、
 日がな一日、編んだり縫ったり削ったり。。。
 たまに東京方面に出かけたりもしたいだろうから、
 イメージとしては中央線沿線の山のほうかな」
 
咄嗟に出てきた言葉でした。
そんなことを思い出したきっかけは、ある本との出会いです。
本の返却に行った図書館で、ふっと私の目をとらえたとでもいうのか…
まるで掌にふわっと舞い降りてきたような出会いでした。

『五十八歳、山の家で猫と暮らす』『六十一歳、免許をとって山暮らし』
(平野恵理子著)。

著者自身のイラストによるやさしく温かみのある表紙デザインもツボでした。
ページをめくってみると、すうっと入っていけそうな文体に心地よいものを感じました。
8月末に訪れた八ヶ岳山麓での楽しかった感覚がストレートによみがえります。
それで、冒頭の問いを思い出したというわけです。

しかし、短い時間を繋いでの読書ですから、なかなか先に進めません。
現に昨日は洗濯日和を押して朝から読書に没頭するつもりでいたというのに
結局あれこれの雑用に追われ、ほとんど読むことができませんでした。
私の週末はいつも予定をこなすことができず、達成感のないままに週明けを迎えることになります。
これはほんの一例にすぎません。

むろんそれをぼやいたり嘆いたりしたいわけではありません。
今の自分の暮らしの中に入り込んでいる本当はなくてもよい…というより
むしろ無用の情報を排除していかない限り、この状況から脱却することはできません。
情報を収集するにも処理するにも、自分に必要なものとそうでないものとをしっかりと切り分け取捨選択する能力が不可欠だということです。
ここで言う情報とは、視覚・聴覚に訴えるものすべてが含まれます。

それに気づいたら実行あるのみ!
とはいえ事はそう単純ではなく、まずは知恵を絞らなくてはね。

――言葉が多すぎます
といって一九九七年
その人は去った(「マザーテレサの瞳」〈茨木のり子『倚りかからず』所収〉より)


と言いつつの長広舌…失礼いたしました。
<茨木さんの『倚りかからず』もどこかに埋もれてすぐに取り出すこともできません!!!>
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蕎麦を食すも供養なり

2024-10-27 17:38:25 | ひとり言
ある休日の夕刻、東京駅に向かう途中の信号待ちで
この時から既に1か月あまりが経過
時は容赦なく過ぎていく。。。


またもやのご無沙汰となりました。
必ずしも要領が悪い方ではないと自分では思っているのですが
相変わらず時間に追いかけられ、追い立てられているような状態が続いています。
これはいったい何の罰ゲーム?
前世での行いがよほど悪かったのでしょうか。
心身を休めたい、手仕事もしたい、本も読みたい等々、欲張り過ぎているのがそもそもの原因と認識してはいます。

昨日は土曜日…自宅でのんびりしたい気持ちとは裏腹に、所用でやむを得ず銀座へ出かけました。
案の定、たいそうな人出でした。
目的の用事は早々に済ませ、それでもせっかくここまで来たのだから…と、お蕎麦屋さんへ。

十数年ぶりに暖簾をくぐったそのお店でいただいたのがこちらです。



お江戸のお蕎麦も美味しいけれど、8月に下諏訪でいただいた辛み大根のお蕎麦も美味しかったし、






9月の金沢でいただいた茗荷たっぷりのお蕎麦も美味でした。





けれど、今一番味わいたいのは、懐かしい「出雲そば」かな。。。
子どもの頃はあまり好きではなかったお蕎麦ですが、年齢を重ねると共に嗜好も変化するのでしょう。
今はどちらも大好きで、蕎麦・うどんは常備しています。
そういえば、このひと月で3度ばかり “すだち蕎麦” を作って食しました。
これはもしや蕎麦・うどんが何よりも好きだった母の遠隔操作?

母が旅立ったのは2014年10月28日のことでした。
明日でちょうど10年になります。
言うまでもなく、あっという間の10年です。
その間、私は少しでも成長(精進)できたかというと、答えはたぶんNO。
彼岸=あちらの世界にいるであろう母はヤキモキしているんだろうな。
少しはシャキッとせねば…なんて、殊勝な言葉が不肖のムスメの頭をよぎります。
それはともかく、せっせとお蕎麦を食すのも供養になると思うことにしちゃいます。
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金沢…アート弾丸旅行

2024-09-16 18:33:00 | テ・ン・ジョ・ウ
金沢を訪れるのは3回目
2回目は半世紀も前のこと
時を経てすっかり様変わりした駅東口で天を仰ぐ


8月下旬の山梨・長野方面への旅に続き、先週末は金沢へ行ってきました。
1泊2日の弾丸旅行…一番の目的は国立工芸館で開催中の『心象工芸展』です。
その関連イベント第1弾が、沖潤子さんと鋳金作家の髙橋賢悟さんのトークショーでした。
お二人それぞれのお話には共感することも多く、むかーし昔ちょっとだけ物を作っていた頃のこと等々、思わず ”自分に引き寄せて” 聞き入ってしまいました。
トークショーの様子は工芸館のインスタでこんなふうに紹介されています(実はBoccoの後ろ姿がばっちり写っています)。
トークショーの後、展示をしっかり観て、ここでもまたまた感服・感動の連続でした。

その興奮が冷めやらぬ翌朝、思わずインスタに投稿してしまったのがこちらです。

弾丸旅行ですから、 その日の3時過ぎには北陸新幹線に乗るというスケジュールです。
朝少し早めにホテルを出て、駅近くのカフェで朝食を取っているといきなりの大雨に。
それもまたよし…で、カフェでのんびり過ごすことにしました。
激しい雨も1時間ほどで上がり、21世紀美術館へ移動。
企画展の『Lines(ラインズ)—意識を流れに合わせる』を堪能しました。

ここでもまた、こんな作品や




こんな作品


はたまたこんな作品たち




前日のモードを引きずりながらの鑑賞だったこともあり、フルフル-プルプル-ブルブルと揺さぶられっぱなしです。

その上、こんな痕跡アートも見つけたりして…これは展示作品ではなく、直前の大雨の産物




::::::::::::::::::::

何かすてきな経験をした後には「また明日から頑張ろう」などと思ったりするものなのですが、今回は少し違っていました。
「また明日から頑張ろう」ではなくて「自分自身を、自分の感ずるところ、思うところを大事にしよう」という言葉がふと浮かんできたのです。
自分を大切にしていなくては、頑張るどころじゃないですものね。

まだほとんど整理できていない8月下旬の旅と、この度の金沢行きについては、これから徐々にまとめていきたいと思っています。

今回の旅もKaiapua夫婦からの誘いによるものでした。
重ねて感謝です。
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大人の夏休み

2024-08-25 16:32:15 | View From The Hotel
夏の休暇を利用して、ちょっとだけ遠出をしてきました。
日常を離れ、ひたすらのんびり過ごすことがメインの目的です。
朝夕の散歩では草木ともめいっぱい遊びました。
10数年ぶりのことではありましたが、身体が遊び方をちゃんと覚えていました。
リフレッシュとかリセットとかデトックスとかの言葉ではくくることのできない
至福の時間を過ごして、昨夕、下界に戻ってきました。











こんな景色の中で本を読むという幸せな時間もありました。
時折姿を見せる小鳥や昆虫を観察したり、雲を眺めたり。。。
散歩のほかは、日がな一日本を読んで過ごすなんて、Boccoにとっては贅沢の極み。
長年の憧れでもあった休日の過ごし方でした。

コテージ滞在の前後には、清里フォトアートミュージアム諏訪大社へ足を伸ばしました。
この旅を計画し諸々の手配をしてくれたKaiapua夫婦に大感謝です。

::::::::::::::::::::

帰宅から一夜明け、旅の余韻を味わいながら過ごす日曜の午後。
下諏訪の新鶴本店で求めた和菓子と温かい緑茶を、本日の読書の友にしました。




諏訪大社・下社秋宮の参道で見つけた鬼胡桃の殻
自然が造り出す形の美しさに一目ぼれ
旅の記念に連れてきてしまった





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暑さを避けて、とりとめもなく近況報告

2024-08-12 17:34:55 | 日々録
熱波襲来
冷房の効いた室内にいても
窓越しに届く真夏の光は炎熱地獄を思わせる
暑い暑いと何度口にしようと暑さは一向に収まらず
せめてこんな画像で涼風献上


昨年の猛暑を超える暑さとは…「保冷剤3つの暑さ」どころか、想像を絶する状況です。
体温を超えるほどの高温が続き、ようやく実感が湧いてきました。
コウイウコトダッタノカ…。
鈍感にも程がある…とお笑いください。

世の多くの方々は夏休みを満喫していらっしゃるでしょうか。
Boccoも世間並みに3連休中ではありますが、サマーホリデイ本番はもう少しお預けです。
帰省中のKenchenと、それぞれ何となくの〜んびりと過ごしています。
Kenchen も一時体調を崩すなど、相当疲労がたまっているようです。
それに乗じて、私も休養を最優先することにしました。
暑さばかりでなく、各地で暴れ回る豪雨、地震のこと等々…不安の種は尽きません。
せめて心穏やかに、平常心を保つよう努めたいと思います。

さて、3週間余りのご無沙汰です。
日常的に余裕のない暮らしぶりは相変わらずなのですが、6月以来集中的に演劇鑑賞他のスケジュールが入っていました。
かなりのお大尽ぶり…少々やり過ぎの感はありますが、そこそこ頑張っている自分へのご褒美ということにしておきます。

6/12(水)…「六月大歌舞伎」 昼の部

6/25(火)…『おちょこの傘持つメリーポピンズ』 <感想はこちら

6/29(土)…映画『骨を掘る男』 @ポレポレ東中野 <具志堅隆松さんは同世代。探してみると、あれこれ具志堅さんの活動に関する動画が配信されています>

7/21(日)…「七夕喜劇まつり」 @新橋演舞場 <藤山直美さんの舞台をナマで観る! 長年の夢でした>

7/22(月)…「七月大歌舞伎」夜の部 @歌舞伎座

7/27(土)…『オーランド』 @PARCO劇場(渋谷) <歌舞伎とは対極的な舞台づくりが印象的。モノトーンを貫き、静謐さを感じさせる舞台装置はまさにツボ。ヴァージニア・ウルフの短編集を読み始めてしまいました>

8/5(月)…『津嘉山正種 ひとり語り 命口説(ヌチクドゥチ)』 @渋谷区文化総合センター大和田  <瀬長亀次郎物語はじめ他のひとり語りも聴きたくなりました>

8/6(火)…「八月納涼歌舞伎」第一部 @歌舞伎座





『オーランド』の舞台の一部&テ・ン・ジョ・ウ(インターミッション中に撮影)


追伸;古文書のクラスは3回めが終了しました。9月までにしっかり復習しておかなくてはなりません(少々焦り気味)。

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気を抜いて過ごす日

2024-07-20 17:30:38 | ひとり言
昼下がりのハンバーガーショップでbeer & burger 😋
あまりの暑さにまずはbeerをグビリ…あ〜ぁうまい!
酷暑お見舞い申し上げます^ - ^
〈…と、Instagram で呟いてしまった〉


だらしなく伸びた頭髪のカットに行って来ました。
いつもなら国立駅の近くで遅め&軽めのランチを楽しんだ後、立川あたりに足を伸ばしてフラフラするのだけれど、今日はbeer & burger だけで帰宅しました。
雨が降るとの予報もあったし、明日と明後日の予定もあるし…で、この暑さの中、バテるわけにはいかないと、めずらしく自制心が働きました。

出かける前は昨日までの疲れを引きずってもいたし、暑いさなかの外出が憂鬱だったのですが、サンパツとビールのおかげか、上機嫌での帰宅です。
気持ちが向かない時でも、少しだけ頑張って動いてみると気分も変わるもの。
結果として、気を抜いて過ごすことになり、元気を回復したのでしょう。
そもそもニンゲンが単純にできているということに過ぎないのですが。。。

トマトにバジル、空芯菜もあるし、今夜は夏野菜の軽いメニューとチーズでワインかな。。。
昨夜は、モロヘイヤのポン酢和え、甘長とうがらしとちりめんじゃこの山椒風味、イワシの生姜煮、味噌マヨネーズを友に塩蒸しカボチャとスティックきゅうり。
連日の如く完全に呑助メニューですが、多くは飲みません…というより飲めません。
ゆっくり飲んでいるうちに眠くなってしまうのです。

さて、夕食前にひと仕事…作りかけだったトートバッグを完成させなくてはね。
ポケットをちょちょいと編んで止めつけて…はてさて、今日中にでき上がるでしょうか?
コメント (2)
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柄にもないこと

2024-07-15 23:25:24 | ひとり言
トートバッグは、Boccoの定番カラー
毎度おなじみ、安心の色


3連休が終わりました。
雨はほとんど降らなかったけれど、湿度はきわめて高く、じめじめと重い空気が肌にまとわりつくような休日でした。

連休初日はただ好きなことに専念する…と決めていました。
朝からずっと手を動かし続けた甲斐あって、バケツ型トートバッグが完成まであと一歩というところにたどり着きました。
少しだけ残った糸でコースターを編むつもりだったのですが、四角く編んで内ポケットを付けることにします。
でも、作業は後日の課題にします。
今着手してしまうと、またまた睡眠時間を削ることになりそうなので、ガマン・ガマンです。


超ロングピッチの段染め風の糸は、こんなふうに色が変化していく

トートバッグの前に編んでいた春夏用のアンクルウォーマーです。
小物入れを作るために調達していたコットンとアクリルの糸でしたが、梅雨冷えや真夏の冷房で手足が冷えないように作ってみようと思いつき、即実行です。
ウール100%の糸よりもサラッと肌触りが優しく、編む作業も快適でした。
調子に乗って2組も作ってしまいましたが、秋冬でも十分使えそうなものに仕上がりました。

いつもとは全く違う明るめの優しい色合いです。
これを身につけるのは少々勇気が必要かも…自宅でしか使う予定はないけれど、ひょっとして私、“柄にもない”ものを作ってる???

“柄にもない”…
6月の歌舞伎座公演の「口上」で、豆腐買おむらに扮していた仁左衛門丈。
立役の仁左衛門が女形で登場し笑いを取る場面での「口上」でした。
当然の成り行きとして、“柄にもないお役”という言葉で場がドッと湧いたのでした。

その“柄にもない”というフレーズが、今度は自分の身に降りかかってきました。
柄にもないことをするのは気恥ずかしいことでもあるが、それは同時に新たなものを手に入れることにもつながる…なんて大げさかも知れないけれど。。。
新たなもの、新たな境地、新たな可能性…それがすてきなものだったら、思いがけずちょっといいものだったりしたら、たまには柄にもないことをしてみるのも悪くない。
自分のパターンを後生大事に守るばかりが能ではない。
ふと、そんなことを思ったのです。
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