poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

私の目に美しいもの

2006-10-29 00:00:01 | あれこれ

玉陵…光と影 Tamaudun, Naha, 2004


ジャジャジャ~ン!!!
poco a bocco は、本日10月29日で満1歳。
そして今日は、なんとぞろ目の55回目の記事になります。
毎回毎回おつき合いくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます

お祝いは…… にしようか…… にしようか……それとも
……なんて浮かれている場合ではありません、実は。。。
11月20日に始まる “第23回 野草展” に出品することになっているのです。
 <野草展の詳細は来週お知らせする予定です>

 
青と白の素描 Nusa Dua, Bali, 2004

野草展への参加も9回目になります。
ともかくも続けることができた理由のひとつは、写真にあるようなものを美しいと思う気持ち……でしょうか。。。

自然の造形のもつ圧倒的に力強く繊細な美しさ……そして、たとえ人の手によって作られたものであっても、年月と風雨と陽光にしっかりと味つけされた造形の美しさ……。
それが私の率直な思い。。。


波と砂の線描 Nusa Dua Beach, Bali, 2004

……というふうに、創作へ向かう自分を奮い立たせようと、思いっきり背伸びをしているわけです
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栗からの贈り物

2006-10-24 20:47:38 | あれこれ
栗の鬼皮からこんな色が生まれました。

淡いオレンジ系の色が栗の皮そのものから出た色。
ミョウバンを媒染にすると、元の色がそのまま生かされます。
さらに木酢酸鉄の液に浸すと、明るいグレーに変身しました。
自然の染料はもともと鮮やかな色が出にくい上に、わずかな栗皮を煮出しただけの染色液だったので、1日に1回煮立てて5日間くらい液に浸したままにしておき、それで精一杯のこの発色。。。
ウールやシルク、あるいは麻に比べると、木綿は非常に染まりにくいのでなおさらです。
以前、栗の枝と葉っぱで染めたときも同じような色に仕上がりましたが、やはり微妙に違います。
草木染めは、染料の元になる植物の採集時季や部位によって違いがあり、同じ色を出すのは難しいのだそうです。

こんなふうに少しだけの染色をするのがboccoにはちょうどよいペース。
次回はタイミングを逃して古くなってしまった黒豆で染めてみようかな~~~
・・・っていうより、たまには煮豆のように手間ヒマかけたものを作りなさいってことなのかも?
煮こぼした液で染色をして、お豆の本体はおいしくいただけばいいんだものね!
アイデア倒れにならないよう善処したいと思います。。。

ちなみに白黒のストライプは最近入手したラオスの草木染め。
やはりプロフェッショナルの仕事は違いますね…
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秋の夜長はものづくり

2006-10-15 15:26:15 | 日々録
清里報告の最終回です。
野外教室の収穫を後々までじっくり楽しむ方法の一つが果実酒づくり。
これ!と思うものを集めて、ただホワイトリカーに漬けるだけのことなのですが、なぜか楽しい。
ほんの少しなので、インスタントコーヒーとかジャムの空き瓶を利用します。

今回の果実酒はハマナスの実とサルナシ(こくわ)……前回の即興作品にも入っています。
この他に、“密造酒”づくりで余った赤松の葉も漬けました。
野外教室のたびにこういうことをしているので、わが家には小さな瓶がゴロゴロしています。
普段はほとんど飲みません。
野外教室に持ち寄って味わう醍醐味、そして、持ち帰った木の実をきれいにしてお酒に漬ける作業とそれを熟成させる過程を楽しんでいるような気がします。

今年は染色はやめようと思っていました。
ところが、先日栗ごはんが食べたくなって、その準備をしている時に栗の鬼皮で何かを染めてみたくなりました。
木綿の手縫い糸と小さな布きれ……わずかそれだけですが、これから媒染液に浸します。

栗ごはんには、渋皮を残したものを使います。
渋皮の部分もいっしょに炊くので、うっすらと赤みのあるベージュにごはんが染まって、ほのかな香りがする…そういう栗ごはん。
以前、栗の葉と小枝で染色をしたことがありますが、こういう赤みは出ませんでした。
これがちょっとピンぼけ渋皮つき栗ごはんです。。。


染料といえば、青渋柿をいただいたので、ただ今、柿渋を製造中。
一番搾りの液は2Lのペットボトル2本、濃度調節のための二番絞り液が1本。
まったくの手探り作業なので、失敗するかもしれません。
でも、ここ数年の“野望”に一歩近づきました。

こういう作業は、就寝前のわずかな時間をつないで進めていきます。
来月下旬の野草展に向けた作品づくりも始まります……
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定点観察的即興作品???

2006-10-08 18:46:14 | 野外教室
野外教室もいよいよ最終日。
宿舎から清里駅に向かう道で必ず立ち寄るスポットがあります。

キープ協会のショップでソフトクリームを味わうのは初回以来のお約束。
今年も楽しく無事に3日間を過ごせたという安堵の気持ちと、ちょっとした達成感。。。
いろんな思いが重なって、この時のソフトクリームは、1年に1回だけの特別な味がするように思います。

キープ協会から15分ほど上ると展望台に到着します。
そこまで足を伸ばすようになったのは5年ほど前のことだったでしょうか。
ここでの初めての即興作品が、06年4月23日の記事で紹介したポストカード “あぶらちゃん”…なのです。
以来、ここで作品を作るのが、番外メニューの一つになってしまいました。

今年は、展望台に向かう途中で木の実を採ることに夢中で、時間がなくなってしまいました。
つまり得意の道草。。。
それで、手に持っていた木の実の一部を並べただけの記念写真みたいなものです。



ちょっととぼけているところが自分らしいかな?…と思う作品です。
題して “キャベツ天使”。。。
本当はキャベツじゃなくグリーンボールなんですが、まあいいじゃない。
野辺山の無人野菜ショップで入手したもので、もちろん、この後のお昼ご飯に…そして自宅に持ち帰っていただきました。



これも即興です。
偶然手に入った蔓植物とツルウメモドキに、そうめんカボチャ、オニグルミを組み合わせました。
・・・そうめんカボチャは子どものころに一度食べたことがあるだけ。
   おっかなびっくりで調理しましたが、さっぱりとして美味でした。
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野草を生ける楽しみ…(2)

2006-10-02 21:12:51 | 野外教室
野外教室の2日目の午後は、林の中にお気に入りの場所を見つけての作品づくりになりました。
不思議色をした幹に惹かれて野草を生けたのがこれ。
本当は蔓を使ってもっと大きい作品なのですが、ノリウツギの淡いピンクが映えるこの部分が特に気に入って画面を切り取った形でご紹介します。
ノリウツギの他に、ツルウメモドキ、ベンケイソウ、ヤマハハコ、ノギク、オトギリソウの赤い実を使っています。
下の方に見える小さなサルノコシカケがかわいいな~、なんて自分で言ってもしょうがないけど、これは木に生えていたものをちゃっかりそのままいただいてしまいました。



清里での最終日は、9月3日の記事でお話ししたコラボレーションです。
ふた抱えも集めた植物を持って和弓場へ移動し、炎天下の作業・・・この日の東京は34℃だったそうです。
小雨降る中、レインコートを着て作業したこともありますが、今年はお天気に恵まれました。

私は真ん中の的を与えられ、約2時間かけてひとまず完成ということに。。。
今まで何となく避けてきたススキとウドを使っています。
写真ではよく見えませんが、上方にかすかに見える赤の点々…ミズヒキソウとワレモコウもアクセントになりました。
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