poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

年季・あじわい

2010-05-30 19:14:55 | ひとり言
ずうっとずうっと前のこと、
“これからはきっと、楽しいこと、Happy なことばかりが待っているんだわ”…と、
おめでたいことこの上なしの Bocco がいました。
あれから10×α年、当時の何も疑わず、幸福な未来像ばかりを描いていた自分をふと思い出す瞬間があります。

Bocco は、常に前向きでいるようなタイプの人間ではありません。
目的に向かってまっしぐらに突き進むタイプでもありません。
どちらかというと慎重で臆病なところもあります。
でも、悲観的になるようなことはほとんどありません。
ある友人の言葉を借りるとすれば、基本的に “ぽわ~ン”としているのですね、たぶん。。。

それでも来し方を振り返れば、思うようにならない現実に苛立ち、バランスを失うようなことも何度かありました。
誰でもそう…大なり小なりの挫折を知らない人など、いないのでしょうから。
かつてのように大きく動揺するようなことがないのは、そんなふうにいくつもの浮沈を繰り返してたどり着いた “今” だからこそ。
ただ淡々と、それでも実はひそかに熱い思いをたぎらせて、自分の思うところ、信ずるところを進んでいくのみ。。。

少々のことにへこたれず、キズも自分のあじわいとして取り込み、ブレることなくしたたかに生きていきたいと思うのです。
たとえばこんな古い土蔵が見せる表情に強く引かれるのも、そんな思いからくるものなのでしょう。

しかし、年季が入るということは、あちこちガタがくるということでもあるようです。
右肩のぎこちなさが消えたのも束の間、今度は右の踵です。
加齢によるところが大きい症状らしく、お陰さまで Boccoも人並みに年齢を重ねているということの証明。
そんな自分の体とうまくつき合うことも、“よく” 年季を入れるためのカリキュラムと受け入れてやり過ごすことにします。

半月のご無沙汰になってしまいましたが、労働の合間に Bocco はこんなことをしていました。

 5月17日(月)映画『しかし それだけではない。加藤周一 幽霊と語る』
        @ポレポレ東中野

 5月21日(金)初めての文楽鑑賞 @国立劇場
        『祇園祭礼信仰記』『碁太平記白石噺』『連獅子』

 5月28日(金)五月花形歌舞伎 @新橋演舞場
        『熊谷陣屋』『うかれ坊主』『助六由縁江戸桜』

よく働き、よく遊び、よく働き…の日々です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デュビデュッビーバッ、デュビデュビッ!

2010-05-15 12:02:27 | 私のお気に入り


テレビのない生活も間もなく7年…となれば、いろんな悪知恵が働きます。
そんな中で見つけたのがこれ!

何度見ても…聞いても…おかしくて、楽しくて。。。

この曲、もとはディジー・ガレスピーの “ Salt Peanuts” (1942)だったんですね。

土曜の朝、の~んびりとお気楽にすごしました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そういえばバリに行ったことがあったんだった。。

2010-05-12 23:15:31 | 私のお気に入り
数年前の画像データから、こんなのが出てきました。
今日の Bocco の目には妙に新鮮で、とても美しい色に見えます。
こんなにきれいだったっけ~?
撮影地はバリ島、ヌサドゥア・ビーチ。
早朝…といっても6時くらいだけど…一人で散歩したくなってホテルの敷地内にある海岸へ足を運んだのでした。
実は、デジカメを持って行った初めての旅行でした。
ちゃんと撮れるかどうか、自信がなくてAPSカメラがメインで、デジカメは練習用。
だから、デジカメで撮ったバリの写真は少ないのです。

…で、何が言いたいんでしょ?
いや、べつに何を言いたいってわけではないんです。

荻窪駅東端の線路脇にひっそり生きてるヘビイチゴ。
今朝、停車中に数えたら真っ赤な実が21個。
わ~い、いいもの見ちゃった!

阿佐ヶ谷駅を出てすぐの有名和菓子店の厨房。
少し窓が開いていて、今朝も鉄板の上に並ぶどら焼きの皮がズラリ。
お行儀よく並ぶおんなじ大きさの丸~い顔は、きつね色だったり、まだ薄黄色だったり。。。
やったぁ、楽しいもの見ちゃった!

このところ、仕事中心の生活になっていますが、こんなつまらないことに小さなワクワクを感じたりもしています。
そういう意味では、 Bocco 健在…ということにしておきましょう。。。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シネマの日々

2010-05-05 23:56:05 | 日々録
映画館へ足を運ぶことがめっきり少なくなってから、ずいぶん長い年数がたっています。
そんな Bocco がこの10日ほどの間に観た映画は5本じゃなくて6本…ちょっと記録的なことになりました。

☆『天井桟敷の人々』(仏/1945)

☆『ノン、あるいは支配の空しい栄光』(葡・仏・西合作/1990年)

☆『ヘドウィッグ・アンド・ザ・アングリー・インチ』(米/1991年)

☆『アメリ』(仏/2001年)

☆『蜘蛛の拍子舞/身替座禅』(日本/2010年)

当初はメイ・シネマ祭りにも行く予定でしたが、連休後半に入って、無念のエネルギー切れです。
映画の他に、菊池恵さんの個展(皮革作品)に顔を出し、六本木の美術館でレクチャーを受け、恵比寿の写真美術館で「森村泰昌・なにものかへのレクイエム - 戦場の頂上の芸術 - 」を駆け足で見ていることを思えば、実は盛りだくさんだったのかも知れません。
よく遊ぶためには、やはり体力と気力の自己管理が必要だということを再々々々々々・・・認識したGWでした。

写真:銀座・奥野ビルにて (2010年4月)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする