poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

ぱうる・くれー

2011-06-30 22:54:17 | 日々録
この前の休日に出かけた先は竹橋の美術館で開催中の「パウル・クレー|おわらないアトリエ」でした。
でもなく、でもなく、どんよりの空模様でしたが、
それまでの数日の暑さから解放されたかのような休日です。

展示室で、大勢の来館者に交じって熱心に絵をのぞき込む
詩人の谷川俊太郎さんを見かけました。
以前、谷川さんによる詩の朗読の会に出かけたことがあります。
柏だったか、ライブハウスのようなところが会場でした。
その時からすでに十余年。。。
梅田の紀伊國屋書店で催された谷川さんと小室等さんの対談を聞きにいったのは
さらに20年さかのぼらなくてはならない遠い昔のことになります。

どうやらその日の午後、谷川さんとどなたかのトーク&詩の朗読のイベントが開催された模様。
谷川さんとクレーといえば、『クレーの絵本』とか『クレーの天使』の著作があって、前者はBoccoの手元にもあります。
ちょっと懐かしい気持ちにもなって、次の休日はこの絵本に向き合ってみようと思ってるところ。

 ← クリックしてね!

クレーの他に常設展と「路上」を見て、外に出たら皇居の建物が、こんなふうに見えました。
以前はほとんど屋根しか見えなかったような気がするのですが。。。

この日は、半年ぶりに会う友だちと一緒。
そこから日本橋へ移動してヒナタノオトへ。
さらに銀座のたくみへ。
気ままな休日でしたっ!

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アソビヲセントヤ……

2011-06-22 00:32:45 | アイポンくん
悲しいかな、いっぱいいっぱいの日々。
その合間を縫って『義経千本桜_川連法眼館(四の切)』を観に行ったのは先週金曜日の夜。
アイポンくんのズーム機能を試してみました。
…てなわけで、国立劇場の緞帳の一部です。




土曜の午後は、“「ひとつの応答」を行為する in 沖縄・東京-ペ・ホンギさんと数えきれない女たち-” と銘打ったパフォーマンス。
そして今週末は半日だけ休暇をもらって六月大歌舞伎を楽しむ予定。
自分のシンを支えるための何かをすることが、休日の大切なメニューになっています。

  遊びをせんとや生まれけむ
  戯れせんとや生まれけん  
  
〇〇を見てきたとか、△△に行ってきたとかではなくて、
無心になることこそが真の遊び。
はるか遠い道のりだぁ。。。
コメント (2)
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しっとり透明感

2011-06-08 23:45:14 | テ・ン・ジョ・ウ
久しぶりに少し遠出をしました。
他県に行くのは、たぶん去年の11月以来だから、実に7ヵ月ぶり。
平塚市美術館で開催中の『画家たちの二十歳の原点」に向かったのです。

新宿で湘南新宿ラインに乗り換えて…というのが常道だけど、誘ってくれた友人は八王子在住。
八王子駅構内で待ち合わせ、横浜線と東海道線を使ってのんびりふらりの旅です。
同じ料金で長く電車に乗っていられるんだからねぇ。。。
しかも、混んでなんかいないし。。。

気の置けない友だちと、いろ~んなことを話しながら過ごした休日。
梅雨空の光がやさしく降り注ぐ、いい一日になりました。

←クリックしてください

“テ・ン・ジョ・ウ” シリーズの舞台は、平塚市美術館。
しっとりと透明な光がきれい!…と、自己満足のど真ん中。
Boccoは、この季節の光の色が好きなのかもしれません。
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定点観測…期待不調和

2011-06-05 00:40:00 | 日々録
石田菊香さんのピアノ・リサイタルが催されたのは一昨昨日のこと。
定時に仕事を終え、一目散にサントリーホールを目指しました。
  
デビュー30周年にあたる今年のテーマは、“嵐 -テンペスト-”
“人生に遭遇する様々な嵐を主軸に緊張と解放のドラマを5つの幻想的世界で描き出す” という構成です。

 ●ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第17番二短調 op.3ー2「テンペスト」
 ●ドビュッシー:
  ピアノのために
 ●ラフマニノフ:
  幻想的小品集 op.3より
 ●ショパン:
  スケルツォ第1番ロ短調 op.20 他
 ●リスト:
  ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」

1年前の記事に書いたように、
菊香さんのリサイタルには、Bocco にとって自分を確かめにいくような意味もあります。
すがるような思いで演奏を聴いていたあの頃…。
当然のことですが、あの時の感動と同じものは現在の Bocco にはありません。
しかし、今この時こその感慨が存在します。

期待を裏切らない…どころか期待以上の菊香サウンド。
ふと “この人は呼吸が止まるその瞬間まで、命ある限りピアニストであり続けるのだろう…” と思いました。
岡山と東京でそれぞれ一年に一回のリサイタルを30年間続けるなど、とても片手間でできることではありません。
何より、続けるという意志をもち続けることが、並大抵のことではないのですから。。。
おそらく、菊香さん自身の中からわき上がってくる何か、あるいは目に見えない何ものかに導かれて、ピアニストとしての人生を紡ぎ、積み重ねてこられたのでしょう。

つまり、一人ひとりそれぞれに、何かを背負い、何かを抱え、何かを求めて一生を過ごすということ?
リサイタルのテーマに呼応してしまったのでしょうか?
今年の定点観測では、期せずして人生を思うこととなりました。

::::::::::::

というわけで、今回のテ・ン・ジョ・ウは、アークヒルズのカラヤン広場を被う屋根。
雨天の夕方にしては、明るいですね。

 ←クリックしてください

居合わせた友人お勧めのアングルはこちら。
植物の緑で画面がいきいきとします。
でも、Boccoらしいのは、やっぱり冒頭のベタな画像の方。
…そんな気がしてメインにするのはやめました。
コメント (3)
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