poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

秋晴れ

2021-10-30 13:03:58 | ひとり言
遅めのお昼休みとなった昨日のこと。
自転車を飛ばして美味しいと評判のパン屋さんへ。
あいにく事情によりハード系のパンは焼いてません…ということだったが
クリームパンとメロンパン、食パン、そしてラスクを入手して、隣接する公園でひと休み。
クリームたっぷりのパンと持参のお茶で軽いランチに。

パンの美味しさはもちろんだが、広い原っぱと高く真っ青な空は何よりのご馳走。
わずか30分弱の滞在ながら、ほとんど360度の眺望の中で開放感のみならず解放感もたっぷり。
紅く色づいた落ち葉を拾い、風草の群生を発見し、小躍りしながら職場へ戻った。

ここはかつて戦闘機を作る軍需工場が建っていた土地で、戦後は米軍の住宅用地となり、
後に東京都に返還され、その一部が広大な原っぱの公園になって親しまれた場所という。
一部といってもその広さは100,898.20 m²…結構な広さである。
原っぱのまま残して…という多くの市民の願いがあったにもかかわらず、スポーツ広場等の設備を備える公園に生まれ変わったのは1989年のことだ。

スポーツにさほどの興味もなく、いわゆるイベントにも関心が薄い偏屈Boccoは、’88年以前のだだっ広い原っぱのままでもよかったんじゃないか…なんて、声に出して言えば多くの人に睨まれるようなことを思ったりもする。


“ど真ん中” すぎて惜しくも見出し画像の選に漏れてしまった写真
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いたしい

2021-10-24 21:51:13 | あれこれ
休日ルーティンの一つは
ミルクティ色の大きなマグカップで味わうほっこりのミルクティ
何十年ぶりかで見つけた醤油味のビスケットをカリカリしながら
すでに半分飲んでしまったけれど


突然の寒さにあわてて湯たんぽを取り出してきました。
本格的に暖房機を使うのはもう少し先にしようと、意味のない抵抗をしつつ。。。

“いたしい”…山陰地方の谷間にあるかつての宿場町に住んでいた祖父母たちが使っていた方言です。
この冷え込みで肩や背中がガチガチに固まり、頭痛も始まってすっかり元気を失っていた火曜夜のこと、この言葉がふわっと降りてきました。
記憶の引き出しのどこかにひっそりと残っていたのでしょう。
苦しい、つらいといった身体的な苦痛を表す場面で使われていました。
身体的不調を表す “しんどい” とか “えらい” に相当する表現です。
いたしいと[si:] にアクセントがあるのではなく、イントネーションはあくまでも平坦。
いかにもつらくて悲しそうなそうな響きです。
広島方言にこの「いたしい」と同じものがあるようですから、地理的に広島県に極めて近い祖父母が住んでいた町の周辺で同じように使われているのも不自然なことではありません。

イントネーションのことでもう一つ。
昔の朝ドラで知られるようになった出雲や伯耆の方言 “だんだん(=ありがとう)” もだんだんではなく、抑揚のない “だんだん” です。
だんだんとアクセントがつくと、実は激しく違和感を覚えます。

私は、少なくとも物心ついて以来一度も “いたしい” も “だんだん” も自分の言葉として発したことはありません。
それなのに、今ごろになって何か温かく、ほっと心が安らぐような穏やかな感覚と共にこんな言葉たちが記憶として蘇ります。
明らかに自分が老いてきた証拠…そんな自分の変化を淡々と受け容れるステージに到達したということなのでしょう。
次はどんなことを思い出したりするんだろう…と、興味津々といったところ。

さて、身体を温めてぐっすり眠り、その翌日には久々の歌舞伎とその後のおしゃべりをJちゃんと楽しんだおかげで、“いたしい” 状態からは脱しました。
明日は内田光子さんのピアノ・リサイタル…自分の心と身体の機嫌を取るために必要な時間を過ごします。
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こころもデトックス

2021-10-17 22:23:17 | 日々録
ひらひらと舞うように飛んでいた昆虫が
影と一緒に写り込んでいた
金曜日、お昼休みの散歩中、ちょっとうれしい出来事



今日は朝から雨降り。
午後遅くに雨が上がりましたが、おかげで静かな休日になりました。

昨日は、Kaiapua夫婦の誘いで葉山へ行ってきました。
日帰りコースとはいえ、本当に久しぶりの遠出…2年ぶりの葉山行き。
お目当ては神奈川県立美術館で開催中の香月泰男展です。
記念に絵葉書を2〜3枚買って…くらいの気持ちで出かけたのですが
じっくりと鑑賞しているうちに、今回は構図の妙に目を奪われてしまいました。
それで、想定外の図録購入という展開に。。。

美術館から移動して、こちらのお店で遅めのランチを楽しみ
実は数ヵ月前からオンラインショップで注文しようかどうしようか…と逡巡していたトートバッグも入手。
夕食も先週末に引き続きKaiapuaたちと一緒。
良い気分転換になりました。

“充電装置” が必要と考えたのは2年前のことでしたが、その後コロナ禍に巻き込まれ、未だ解放されない状況にあっては、充電の前にメンタル面でもデトックスが必要なのかもしれません。
ストレス耐性は高かったはずなのに、ストレスチェックテストで引っかかり、職場でトレースされてしまった身としては、ちょっと切実な問題なんですが。。。

あ、でも、深刻な状態ではないので心配ご無用です。
食欲が落ちているわけでも、眠れなくなっているわけでもありませんから!


この日の葉山は時折雨がぱらつく曇天ながら、海岸近くまで迫る山の木々の色がとても美しく感じられた。
残念ながら写真の仕上がりはイマイチ…どころか、全く別の色になってしまったけれど
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