先週末の鳥取は紅葉まっさかり。
実家の玄関先の楓は、2年前よりもさらに赤く燃え立っていました。
3週間前にはまだこんな様子だったというのに。。。
今回は飛行機ではなく、鉄道を使っての帰省でした。
鳥取に近づくにつれて、オレンジ色の花が咲く木があっちにもこっちにも!
よーく見ると、花ではなくたわわに実った柿の実です。
山々は、秋を彩る綾錦の衣装をまとい
東京での日常ではなかなか出会えない光景を堪能しました。
高校を卒業するまでは毎年この綾錦を目にしていたはずなのに
そんな感動の記憶はまったく残っていません。
いったい自分は何を見て暮らしていたのだろう...とがっかりするやら、あきれるやら。。
何十年ぶりかで出会った晩秋の故郷に、室生犀星の詩を重ね合わせました。
十代の終わりの頃、こんな詩を小さなノートに書き写していたのを思い出しました。
これも室生犀星の詩でしたね。
実家の玄関先の楓は、2年前よりもさらに赤く燃え立っていました。
3週間前にはまだこんな様子だったというのに。。。
今回は飛行機ではなく、鉄道を使っての帰省でした。
鳥取に近づくにつれて、オレンジ色の花が咲く木があっちにもこっちにも!
よーく見ると、花ではなくたわわに実った柿の実です。
山々は、秋を彩る綾錦の衣装をまとい
東京での日常ではなかなか出会えない光景を堪能しました。
高校を卒業するまでは毎年この綾錦を目にしていたはずなのに
そんな感動の記憶はまったく残っていません。
いったい自分は何を見て暮らしていたのだろう...とがっかりするやら、あきれるやら。。
何十年ぶりかで出会った晩秋の故郷に、室生犀星の詩を重ね合わせました。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて 異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて 異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
十代の終わりの頃、こんな詩を小さなノートに書き写していたのを思い出しました。
これも室生犀星の詩でしたね。
銀の時計をうしなへる
こころかなしや
ちよろちよろ川の橋の上
欄(てすり)にもたれて唏(な)いてをり
こころかなしや
ちよろちよろ川の橋の上
欄(てすり)にもたれて唏(な)いてをり