poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

“ぬるく” てもいいじゃない!

2008-02-23 16:40:09 | あれこれ
昨秋からほぼ週1回のペースでプールに通っています。
ちょうど肩の故障と重なり、そのリハビリも兼ねての水泳です。
少しは泳げる…その程度の技量でしたので、もちろん迷うことなく初級者コース。
今までの我流の泳ぎ方をすべて取り払って、ゼロからのスタートです。
9回のトレーニングが終わってからも、気の置けない仲間たちと “自主練” を続けています。

心肺機能が著しく低下している熟年…快調に泳ぎまくるわけにはいかず、やっとの思いで25mを泳いでは休憩。
初心者マークをつけたおばちゃんドライバーよろしく、上級者が泳ぐ隙間をぬって泳ぐのです。
それでも、回を重ねるうちに泳ぎが少しずつ楽になり、わずかながら余裕も出てきました。
生来競争心に乏しい私は、スピードも距離も求めません。
ゆったりと水に乗っていけたらそれで十分という “自己完結型スイマー” …なんて、実はそれがむずかしい。。。

今週からまたトレーニングが始まりました。
今度はどんな壁にぶつかり、どんなことが身につくのか…ボチボチノロノロと、ぬる~くやっていきます。

画像は沖縄・伊良部島の絶壁から見た亜熱帯の海。
とりわけ寒さが厳しかった今年の冬…暖かく美しい南の島への憧れが募ります。

南の島…といえば、昨夜遅くのラジオ番組で久高島のイザイホーの音声記録が紹介されました。
12年に一度執り行われてきた、午年の祭祀の貴重な記録です。
78年を最後に中断してしまったことは残念ですが、安易な復活論にも抵抗を感じる私。
けれど、遠くから久高を眺めているだけの私にもまた、安易に賛否を唱える資格はありませんね。。。
コメント (4)
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編む~!!!

2008-02-11 21:08:20 | 日々録
スウェーデン大使館で開催中の「編みもの&デザイン」展に行ってきました。
棒針編みの基本は表編みと裏編みの2つの編み方。
そこからよくぞこれだけのアイディアが生まれたもの…と感心と感動の世界でした。
従来の編みものの枠をはるか超えた発想に、う~んとうなるばかりです。

私にも、アラン模様や編み込み模様等々、凝りに凝った編み地づくりに燃えた時期がありました。
それが少しいやになり始めたのは、もう10年以上も前のことです。
よい素材をメリヤス編みやガーター編みにして、形も極力シンプルに…というのが、私の近年のスタイルです。
けれど、それにも何か物足りなさを感じるようになっていました。
そんなこともあって、ほとんど1年中何かしらを編んでいるという生活から遠ざかっていたのです。

確かに、これだけオリジナリティの高いものが生まれるまでには、当然ながら、気が遠くなるような時間と人並みはずれた労力、そして作り手の自分自身との闘いが必要だったのだろうと思います。
それだけでなく、何より “編むこと” を心から楽しむことも。。。
激しいけれど、心地よい衝撃!
やはりもう一度編むことを楽しみたい…そんな思いにかられて会場を後にしました。




撮影が禁止されていなかったのを幸いに、写真もたくさん撮ってきました。
ここでは、温かくて優しい…楽しい色の世界も展開されています。
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赤松…ファルコーン

2008-02-10 15:25:57 | works
この週末も雪に見舞われました。
東京は今シーズン5度目の積雪だとか…雪の寒さには比較的なれっこのboccoとしてはワクワクの週末。
とはいえ、今朝はすでに晴天で、屋根の雪がみるみる溶けて落ちています。
積雪5cmでは少々物足りないものの、雪が降るときのし~んとした静けさと白い明るさは大好きです。
降り積もった粉雪を踏むときのきしむような音と足元の感触。。。
シャーベット状になった雪を踏みつぶすようにして歩くときの感覚。。。
アイスバーンになった道を歩くときの緊張感。。。
そんな足裏の感覚を改めて認識すると、体の感覚ってすごい!…とまたまた小さな感動です。

ちょうど1週間前に撮影したこの作品は、98年の野草展出品作(うわっ! 10年前だぁ)。
伐採されていた赤松の枝を清里から持ち帰り、ひたすら彫りを入れたものです。
2ヵ月ほどベランダで乾燥させておいたのですが、あちこちに虫食いの穴がありました。
よほどおいしい赤松だったのでしょう…オガクズ状のフンとおぼしき粉の中から白い1cmほどの小さな虫が何匹も出てきました。
私は、彼らの快適な住まいを横取りしてしまったことになります

無心に彫りを入れていくことの心地よさ…余計なことを考えず、ただ木に向かうだけの作業です。
虫食いの穴も模様の中に組み入れて、思いつくままに彫り進めていきました。
この角度で見ると、「ネバーエンディングストーリー」に登場するファルコーンのように見えます。
実は顔の部分には目もあって、ねぼけまなこのファルコーンです。


しっぽの部分にはウミガメをイメージして彫った模様もあります。
同じ物語に登場する大きな亀モーラ…「若さへのアレルギー」でくしゃみをしますよね…にも重なります。


こんなふうに全身刺青状態になってしまったファルコーン。
稚拙な作品で置き場所にも困るけれど、処分する気にもなれず、いつも私の生活空間に鎮座しているわけです。


野草グループによる 第4回クラフト展
と き:2008年2月25日Mon.~3月2日Sun. 11:00~20:00
ところ:花の店 野草(文京区千石1丁目)03-5395-0548
    都営三田線千石駅A4出口から徒歩5分

野外教室等々で交流する仲間たちの作品が展示販売されます。
どうぞお出かけください。
Boccoは参加しません…クラフト的作品を後日ブログにて紹介させていただきます

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