今年の幸せ

この1年間でうれしかったこと。。。

歌舞伎をたくさん観たこと。
初めて南座に行ったこと。
そこで『阿古屋』を観たこと。

オステルヨートランドの毛糸を手に入れたこと。
たくさんではないけれど、ニット作品をいくつか完成させたこと。

館山・かにた婦人の村を訪れたこと。
富岡製糸場を見学したこと。

Gerryさんのライブ演奏を聴いたこと。
登川誠仁と大城美佐子…島唄の大御所ともいうべき二人のライブに行ったこと。

学生時代の仲間で2年ぶりに集まったこと。
敬愛する先輩と数年ぶりに再会し、思いっきりおしゃべりしたこと。

1年ぶりの帰省で、親・兄弟や友人に温かく迎えられたこと。

比較的楽に1000mを泳げるようになったこと。
12月の自主練で1200m-1500m-1800mと距離が伸びたこと。。。

何はともあれ、体調を大きく崩すことなく年末を迎えられたこと。

自宅の庭や畑でとれた野菜や果物、手作りの保存食やお菓子をいただいたこと。
そうしたもののおすそ分けをよろこんでもらったこと。

いやなこと、つらいことがないわけではない。
それでも、毎日何かしらによろこびを感じられたこと。
何でもないことにお腹がよじれ、涙が出るほど笑いころげたこと。

大きなよろこびや大きな幸せである必要はない。
小さなことによろこびを見いだせることが何より。
そう思えることを大切にしたい。

画像は仁風閣（鳥取市）の螺旋階段。
この螺旋階段の写真を撮るのはここ数年の念願だった。
これもうれしかったことの一つ。

びば・きゅうじつ

師走半ばの日曜日。
朝寝のあと、洗濯とほんの少々片づけものをする。
一足先に出かけた Kaiapua から、投票所はファミリーで溢れ、10分も順番待ちだとのメールが届く。
混雑を避けるべく、正午間近に家を出る。

衆議院の小選挙区と比例代表、最高裁裁判官の国民審査に都知事…投票用紙が4種類も！
狭い投票所で渋滞が発生するのは至極当然な気がする。
あたふたと投票を済ませ、クリーニング屋さんに立ち寄る。
セーター2枚を預けて、最寄り駅へ向かう。

階段を駆け上がり、上り電車に滑り込む。
何とか階段を駆け上がるだけの体力が残っていることに感謝。
新宿で山手線に乗り換え、原宿駅へ。
やはり恐ろしいほど混雑している。
雑踏を避けて東側の道を大きく迂回する。
イチョウの葉っぱを踏みしめながらの散歩だと思えば、それもまた楽しい。
明治通り界隈も、道を選べば、人通りはさほどではない。
初冬の空気と落葉の香りが心地よく感じられる。
Gerry さんたちのHoliday Harmony をヘッドフォンで聴きながら歩く。
ついつい一緒に口ずさんでしまう。
よきかな、よきかな。

神宮前のtrippen 原宿店に靴を持ち込み、修理を依頼する。
その足でUNION WORKS AOYAMAへ行き、修理のために預けていたブーツ2足を受け取る。
ついでに隣のグランピエ 青山をチラ見する。
黒いダブルガーゼの長袖T-ブラウスを発見。
正価の4割…って、これは迷わず “買い” ですよ！

さぁて、これで今日の用事＋α はおしまい。
まだ2時過ぎ。すぐにとって返して自宅で編み物三昧しようかな…いやいや、久しぶりにマッサージをしてもらいに行こうと思い立つ。
早速路上から電話を入れると、60分コースは17：10まで空きがないとのこと。
一瞬迷ったけれど、今日を逃すと次はいつになるのかわからない。
やっぱり、どこかで時間をつぶしてでもやってもらおうと、その時間で予約を入れる。

移動の時間を考えても、たっぷり2時間半のひまつぶし。
裏原宿を抜けて、原宿駅へ戻り荻窪へ向かう。
駅ビルの書店へ直行し、文庫本を入手。
それを読みつつお茶を飲み、時間を待とうという目論見だ。

今は、最も日没が早く訪れる季節。
コーヒーショップでふと窓の外に目をやると西の空が少し赤くなっていた。
それなりに充実の休日だったかも。。。

おどうらく

1年近く逡巡した末に、とうとう手に入れてしまいました。
オステルヨートランドの毛糸です。
在庫切れが続いていた “濃いグレー” が、幸運にも（たぶんギリギリセーフの駆け込みで）Boccoの手元に届きました。
三國万里子さんの『きょうの編みもの』に出ている “エッフェルタワーのショール” を、この色のこの毛糸で編みたくて注文したのです。
ぼかし染めのグリーンの方は、小さめのマフラーを寄せ目模様で編みます…はずです。
早速、本日試し編みに入ります…はずです。

アンゴラの糸で編んでいるマフラーがちょうど半分編み上がったところなので、そちらは一時中断。
届いたばかりの毛糸にさわりたくて、とても待てる状態ではないのです。
まずはグリーンのを編み、次にアンゴラくんを仕上げ、それからエッフェルタワーかな。。。
でも、まだ他に Bocco 秘蔵の毛糸があって、それぞれ何を作るかのイメージができているものもいくつかあるのです。
困ったものですが、こればかりはしょうがない。
あせらず、老後のお仕事に残しておくつもりで、編むことを純粋に楽しむことにしましょう。

濃いグレーは400gの注文に対し、410g入っていました。
右下の小さな糸玉は、おまけについていた “ホワイトグレー” と “グレー” の見本。
こういうところが心にくいというか、毛糸マニアの気持ちをくすぐるのですね…きっと。

オステルヨートランドの毛糸との出会いは2008年2月に遡ります。
そのことについてのあれこれは別の機会に譲りましょう。
今日は朝から、輪切りにした大根を寒風にさらしているし、毛糸も編まねばならず…で、こなしておきたいメニューがまだいくつか残っているのです。
〈 年末の大掃除などどこかにぶっ飛んでいる、Bocco式の暢気な暮らし。。。〉


編みかけのマフラー。
編んでいるだけで、ほかほかと温かくなってきます。
冬の夜なべにピッタリの素材です。
アンゴラちゃん、少しだけ待っててね！